ゲーセンに不良が減っている?その理由は?
最近でこそ、言われなくなりましたが、ゲーセンの昔のイメージといえば、
不良の溜まり場
でした。
学校で、「夏休みにゲーセンに1人でいかない」的な指導を良くされましたが、これは別に法律でも何でもないので、本当は禁止されるべきものではないのですが、決まり文句のように言われるわけです。
そんなゲーセンのイメージについて、こんな記事を見つけました。
ゲーセンと不良の変遷 | ビーカイブ
椎名林檎歌舞伎町住んでない? …
概ね間違ってないですし、客層の変化については、コチラでも書きました。
そもそも不良が減っている
私も、愛知県でAOUというゲーセンの協会に加盟していて、協会としてのお仕事でPTAや学校やら地域の警察やらとの話し合いに借り出される事が今まであったんですが、その中で、
最近のゲームセンターはイメージが変わった
とよく言われます。
特に最近のゲーセンに対して、問題は感じない(青少年の育成に関して)というお言葉を頂くことが多いです。
(地域にゲーセンがなくて、隣の市までいったとか、悲しい話も聞きますけどね・・・)
その時に、最近ゲームセンターで発生した問題について話をするわけですが、「最近は聞かない」という意見を多数いただくことが多いです。
業界としては、問題ないのが一番なので、それで良いのです。
こうした実態ベースでも、ゲーセンから不良がいなくなったといえます。
しかし、そもそも世の中から、不良というカテゴリー自体が減少しているというのが、今回の主題。
少し古いデータですが、こちらから。
この中で、表を見てもらえば、一目瞭然ですが、
こうしたカテゴリーに属する少年の総数が減少していることが分かります。
少子化で、子供の数が減っている所に加え、不良少年の総数も減れば、そりゃ減るわな。
不良にとってクールなゲームがない
最初に引用した記事ではこう書かれています。
一昔前のゲームセンターといえば、格闘技ゲームや、シューティングゲームなど、どちらかといえば血の気の多い男性向けのゲームが多くありました。ですが、最近では音楽ゲームなどのゲームのバラエティが広がってきているので、若い男性向けの場所ではなくなってきていることが影響しているでしょう。つまりゲームセンターがクールな場所ではなくなったのです。
正確には、音楽ゲームのなどのバラエティが広がった所で、男性客がメインな事に変化はないんです。
格ゲーなんかが血の気の多い男性が好む、という部分も、現在のプロゲーマーなんかをみていると、そうでもないと思います。
そう考えると、若い男性にとってゲーセンがクールで無くなったというよりも、不良にとってクールなゲームが減った事が要因だといえます。
不良にとってクールなゲームとは何か?というとこういうゲームです。
株式会社タイトー|アーケードゲーム| ソニック ブラスト ヒーローズ ダッシュ
パンチングマシンとか、キックマシンとか、こうしたゲームというのは、最近のゲーセンではほとんど見かけなくなりました。
一部設置してある場合もありますが、プリクラの近くに有ったりして、イメージは大分変わっています。
こうしたゲームで
良い所を見せる
事ができたのが、現在だと、良い所を見せることが出来なくなってしまったのも、不良がゲーセンから減った要因の1つだと思われます。
そもそも、対象となる人数が減少している中で、自分のやりたいゲームがなくなれば、間違いなくお客さんは離れていきますよね・・・