ゲーセンの客層が様変わり?本当はどうなのか、運営者が語る
こんにちは。
ゲームセンターは、老若男女様々なお客さんが気軽に入れる事が、1つの魅力です。
どんな方でもフラっと入ってきて、フラっと出て行くことができる。
運営している方は、お金は入れて欲しいんですけど、見るだけでも、来てくれないと始まらないので来て頂けるだけでありがたい。
トイレだけ利用するとか、待ち合わせの時間つぶしに見て回るとかでも利用できます。
その反面、本当に様々なお客さんが来ます。
ゲーセンの客層が様変わり
少し古い記事ですが、こんな風にシニア層が来るようになったり、
ゲーセンに集うシニア世代、ゲーム各社が開拓するシニア・マーケット戦略
ヤンキーが来なくなって、オタクが来るようになったり、
不良がゲーセンに行かなくなった理由 格ゲーでボロ負け、奇声あげるオタク…
と、客層が様変わりしたと言われています。
ということで、今回はゲーセンの客層は本当に変わったのか?を運営者の立場から考えてみました。
ゲーセンに来るシニア層がふえた
結論から考えると、これは変化がない、というのが結論です。
小さなお子さんやお孫さんに連れられて、おじいさんおばあさんが来るというのは昔からあった光景です。
これが大きな変化をしたと思えない。
それに加えて、シニア層が自らゲーセンにくるというのも、別に今に始まったことでは無いでしょう。
「なんとなく老人会になじめない」とか、「ゲートボールなんてやってられない」とか、「俺は競馬が好きだ」とか、そんな孤独を愛するスナフキンのような老人は昔からゲーセンにいた気がします。
ですので、シニア層が増えたと思っている経営者は少ないのでは?と思います。
不良がゲーセンにいかなくなった
これは本当です。
来なくなった理由は、彼女にイイトコロを見せられなくなったから。というのが大きな理由だと思います。
ゲーセンに大体置いてあったのが、パンチングマシーンやキック力測定などの体力勝負のゲーム機。
こういったゲーム機ですが、少し前にメーカーもゲーセンも同じように、安全上の問題を考えて、作らない・置かないという流れがありました。
こういったゲーム機で、万一怪我をした場合に、メーカー責任・ゲーセン責任になってしまうということで、敬遠されました。
そうなると、パンチ力自慢・キック力自慢のお兄さん達は、彼女にイイトコロを見せられない。
そして、ゲーセンに行かなくなる・・・という流れです。
また、ゲームが複雑化したというのも、本当だと思います。
昔はゲーセン行ったなぁという世代の方が見たら絶望するかもしれませんが、例えばスト2。
こちらのサイトよりお借りしました。
選択できるキャラ数、8。
それに対して、ゲーセンで最新の、ウルトラストリートファイター4
選択できるキャラ数、44・・・
やってみようかな・・・と思っても、昇竜拳も100%発動できない自分のような人間には、技表を見るだけでクラクラする絶望的な状況ですね。
これを強いユーザーは全て覚えるどころか、覚えた上で有利不利を考えるんだから、並大抵のことではないですね。
ちょっとくらい強くても、とてもじゃないけど女の子にイイトコロを見せられないのです。
ということで、女の子にイイトコロを見せられない不良君達はゲーセンから足が遠のいてしまったわけです。
オタクが増えた
これも本当です。
ゲーセンのお客さんにオタクが増えたというよりも、一般的に「オタク」と言われる人口が増えた。
というイメージに近いと思います。
ゲーセンのみならず、スマホ、アニメでも猛威を振るう「ラブライブ」。
こちらでも紹介しました。オタクにとっては基本中の基本かもしれませんが・・・
このラブライブですが、有名人でもファンが多い。
こういったアイドルアニメ好きな方を、「オタク」と呼ぶなら、この方たちも皆「オタク」です。
という具合に、どちらかと言えば、「オタク」(昔の基準)な層の人数が増加している、と言った方が正しいと思います。
また、女性一人でもゲーセンにきて、フィギュアを取ったり、格闘ゲームで対戦したり、ネットワークゲームをやり込んだりしている姿も最近はよく見かけるので、「オタク」=「男性」というイメージも昔と異なるな、と感じたりします。
ちなみに、不良達が恐れる「奇声をあげたりするオタク」も一定数存在します。
周りに迷惑を掛けるようなら、スタッフが注意しますので、安心してゲーセンに遊びに来てください!