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2016.04.12

ガンダムUCカードビルダーいきなり撤去ってマジ?問題点を考えてみた

先日、Twitterをチェックしていると、こんな内容のツイートが。

正直に、「マジか?」と思いましたが、マジらしいので、これがまたビックリ!
だって、ガンダムU.C.カードビルダーって、1,000万円ですよ?
移設なのか撤去なのか、はたまた売却なのかわかりませんが、かなり大胆な決断にビックリです・・・

1PLAY300円のゲーム機は受け入れられるのか?

クイズ マルバツ

お客さんの投入してくれる金額だけを評価とすれば、良ければ上記のように稼働1ヶ月そこそこでの撤去とはならないはずで、インカムが良くないのだろうと想像できます。
ウチの会社でも1台購入しましたが、撤去するほどではないかと・・・

じゃぁなぜ売上が悪いのだ?という話になると思いますが、色々調べてみるに、

「前回のほうが良かった」説

はかなりの割合で散見されます。
どんなに面白い続編を作っても、「前のほうが良かった」って人は必ずいるもんです。
しかし、ゲーセン経営者として、今後のタイトルにも繋がる問題として、

1PLAY300円は現代において妥当な価格なのか?

という問題があると考えています。

まずは、こういったカードを払出し、フラットデッキーリーダーのゲームの最大の問題は価格だと思います。
三国志大戦、戦国大戦、WCCF、LOVなどなど、現役旧作含めて、実に様々な「フラットデッキーリーダー型カードゲーム」がありますが、
全て

1PLAY=300円

が基本です。
この価格が

現代において妥当かどうか?

という、全てのゲームに横たわる問題がまずあります。
各メーカーは「妥当なプレイ単価」だと考えてこそ、設定しているので、そうなんでしょう。
しかし、現実にゲーセンに来る方はわかると思いますが、上記に挙げた様々なタイトルが、実際に1PLAY300円で稼働しているお店は多くないんです。
そうした現実をみると、

現在において、1PLAY300円は例え新作でカード排出ありだとしても、ユーザーに受け入れられる価格ではないのでは?

という考えになってしまいます。
ただ、1PLAYが200円になると、当然ゲーセンとして回収に時間がかかる事になるので、1000万円というゲーム機の値段はより割高に感じてしまいます。
単純にプレイ単価を引き上げるのが、最近ではかなり難しい気がします。
「今まではこれで良かった」ってのが、通用しないケースが多いんですよね。

メーカーの組織変更の影響?

以前こちらにも書きましたが、BNEさんは決算修正をおこない、その主な理由に業務用ゲーム機器販売をあげておりました。

決算発表シーズン到来!バンダイナムコの決算を見ると2つのメーカーリスクがわかる

こうした大企業の場合、よくあるのが、事業の体制の変更です。
この決算修正にともなって、グループの役員人事の変更も同時に発表されました。


こういう場合に、業績の悪い部門の組織は解体して組み直す事を行ったりしますが、見る限り、業務用機器事業に関しても同じように人員の入れ替えがあったようです。

それは、企業としてはよくある話なんですが、本当かどうかわかりませんが、

という話があります。
原状の稼働が悪くても、今後バージョンアップで改善が見込めるとか、施策があるとかならいいんですけど、これが本当ならかなりキツイ・・・

で、もしかしてもしかしたら、勝手な妄想ですけど、

組織変更に伴い、開発チームも入れ替わって、バージョンアップや施策も全てやり直し

ってことはないですよね・・・
最初に撤去したお店が、こうした情報を掴んでるんだったら、かなりの情報通・・・