ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2016.01.22

「需要と供給」のお勉強、ゲーム機の中古価格がわかりやすい

日本全体がアベノミクスで盛り上がっている昨今、去年のアベノミクスがなくなるぞー!って勢いで、株価が下がっております。
ゲーム各社も下がっていますが、セガサミー大丈夫かな・・・パチンコ問題もあるし・・・

個人、株投資の余力低下 日経平均632円下げ  :日本経済新聞

我々中小企業とは無縁の世界なので、何ともいえませんが、景気が悪くなっているわけでもないとは思いますので、不思議なものですね。
「株価は景気の先行指標」ともよく言うので、これから急激に悪くなるのかな・・・

株価は需要と供給できまる

株価と言っても、基本的に実際の「株券」をやり取りするわけではないことは、皆さんご存知だと思います。
権利のやり取りだけなのですが、この価格で買う!売る!という人が両方成立した時に、初めて売買が成立します。
一般の商取引と同じです。
ただ、株価の場合はこの変動スピードが尋常じゃなく早いので、一瞬で利益が出たり、損が出たりするわけです。
こうした価格決定は、「需要と供給」によって決まると言われています。

wikipedia「需要と供給」のページより

Supply_Demand

競争市場では、需要と供給(じゅようときょうきゅう)が一致することにより市場価格と取引数量が決定される。

我々ゲーセンでも、ゲーム機を購入する時に、「〇〇円だったら買うのにな〜」とかメーカーに言うわけです。
それで「買ってくれるなら、価格を下げます」と言われる場合もあるし、「無理です」と言われる場合もあります。
まぁ95%位の確率で、後者ですが・・・

ゲーセン業界でも価格が変動する場合がある

メーカーの場合は、受注生産という「自社の都合を最大限に考えた」仕組みの場合が多いので、注文とれなきゃ作らなければいいという事になり、価格を下げる理由は少ないです。
ただ、これが中古市場になると大きく異なります。

中古

中古の場合は、業者さんが仕入れただけでは、儲け「0」なので、これを何とかして販売して初めて利益がでます。
ですので、同じゲーム機でも、価格がそれぞれ異なるし、時期によって大きく価格が変動することも多いです。
自分のブログですが、こんなこともあります。

過去の例だと

三国志大戦 新品 700万円 → 1年後 3000万円
メタルギアアーケード 新品 800万円 → 30日後 80万円

まさに異常ですね・・・
ゲーセン界隈で、こうした価格変動や需要と供給を強く意識するのは、「中古機」の価格について検討する時が最も多いです。
お金のある人は、「いくらでも良いから持ってこいや!」というスタンスでしょうけど、私には無理!(笑)

ある意味価格は企業秘密

そういった観点から、中古業者にとって、実は価格は「企業秘密」な部分があります。
企業秘密をサラッと公開する業者は少ないですので、こんな事がおきます。

アミューズメント 備品消耗品販売 レンタル ウェブライドネット

コチラの業者さんが、こんなページをお持ちです。

機械製品詳細 製品一覧ページ | ウェブライドネット

一般の方が見たら

「意味ないやんけ!」

となるかもしれません。(無いと思うけど)
ただ、当然ながら、こんな風な但し書きが、

2機械製品詳細 製品一覧ページ | ウェブライドネット

まぁ、そうですよね。
ここで重要なのは、

「現在このゲーム機取り扱いあります」

位の情報だと思っておかないといけないわけです。
こうしたWEBページを見て、本当に「買いたい!」という人は、ぜひぜひ中古業者さんに電話してみましょう。
飛び込みで電話したこと無いからわかんないけど、きっと気持ちよく対応してくれると思います。

最後にクイズ!

先ほどのウェブライドさんのページに掲載されている機種の中で、

「PORT24が本当に「0円」で購入?した事があるゲーム機があります。どの機種でしょうか?」

ゲーセン業界の人なら何となく分かりそうなクイズですな・・・
答えは個別にはお教えできませんが(スミマセン)、色々と推察してみてください。
当然ながら、様々な事情が絡み合って結果的に「0円」になったわけで、いつでも0円というわけではないです。
偶然なので、褒目られたもんでも無いんですよね・・・