【悲報】オタク調査と一般調査で「付き合った事がある率」が2倍違う事が証明される
ゲーム業界に馴染みが無い方(例えば金融機関のちょっとエライ人)なんかに、事業についての説明をする機会は結構多いです。
金融機関は転勤が多いので、どうしても、そういった機会は特に増えます。
そんな時によく聞かれるんですが、
「どんなお客さんが多いですか?(もしくはターゲットですか?)」
との質問を受けることがあります。
これって、ゲームセンターを運営していると、結構回答に困ります。
手前ミソですが、5店舗あると店舗別にバラバラだし、別にどんな人がお客って定めてないし、そもそも「〇〇の層をターゲットにしよう!」と明確にするよりも、田舎の場合、「どんな人が来てもある程度楽しめる様にする」事の方が、人口の絶対数がすくないので、必要なことだったりします。
よく、「最近高齢者の方が増えていますよね〜」なんて言われるんですが、昔からある一定数いらしてたし、改めてメディアに取り上げられて脚光をあびただけで、SCの店舗なんかだとそんなに大きく増えた!とかはイメージしにくい気がします(個人的かもしれませんが)
これについては、純粋に
「ゲーム人口が拡大しているに連れて増えている」
だけの話で、別にこの方の様に高齢でもかなりの腕前のゲーマーもいらっしゃるわけです。
わからない方は、ググッてみてください。
オタクって便利な言葉
話がそれましたが、「どんなお客さんが多いですか?(もしくはターゲットですか?)」という質問に対して、こう答える事が多いです。
「20〜30代の若い男女がメインですね。いわゆる「オタク」です」
と答えます。
そうすると、不思議な事に、なんとなーく納得していただけます。
でも、よくよく考えると、オタクってかなり適当な定義な気がします。
これが「オタク」!という明確な定義はない気がするのですが、一般的には、こんな風にイメージされています。
ただ、最近は
「リア充オタク」を叩く「自称オタク」の見苦しさについて – YU@Kの不定期村
こんな問題もあるようなので、何ともいえませんが・・・
ただ、やはり、
NHKで「恋人がいない・できない・ほしくない若者」特集! 恋愛が面倒でアニメやゲームばかりのお前ら大集合wwwwww : オレ的ゲーム速報@刃
こんな風に捉えられる事が多いようで、一般のオタクイメージが出来上がってしまっています。
2つの調査結果から考えてみた
そんななか、先日こんな調査結果が発表されていました。
「オタク」市場に関する調査結果 2015 – 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
その中で、こんな資料が出ていました。
ふむふむ、「自称オタク」の中で、既婚者は約4割だと。
未婚者の中で、恋人がいるのが約2割、いた事があるのが3割、全く無いのが5割と。
こんな調査結果がでております。
では、ここで、一般の調査結果と較べてましょう。
一般の調査結果はこちらから。
これ、男女別なんで合計すると、恋人がいるのが2割半、いないのが5割、全く無いのが同じく2割半くらいとなります。
表にしてみました。
恋人がいる | 恋人がいない(過去はある) | 恋人がいない(過去も現在も) | |
自称オタク | 21.2% | 28.6% | 50.2% |
一般調査 | 25.8% | 49.7% | 25.8% |
恋人がいる率は、大して変わりませんが、
一般層と自称オタク層では、付き合ったことがある比率が2倍違う
という結果になりました・・・
オタクの方が多くの魔法使いを生むってことですね・・・
まぁ、オタクと自称回答した方のサンプル数が多くないので、ご愛嬌かもしれませんが・・・