バナコインがアーケードゲームに対応?どうやるのか気になる!
今、世の中には実に様々な電子マネーがあります。
そんな電子マネーですが、最近になってようやくゲーセンにも普及してきつつあります。
以前は、KONAMIのゲーム専用通貨、「PASELI」のみでした。
それが最近になって、タイトーのゲームセンターでは各種電子マネーが使用可能になりつつあります。
タイトーステーションでSuicaやPASMOなどの交通系電子マネーが利用可能に。ゲームセンターへの導入は業界初の試み – 4Gamer.net
この展開については、既に今年2月のJAEPOショーで発表になっていましたので、既にご存知の方も多いと思います。
【修正有】JAEPO2015を振り返るシリーズ第4弾 メーカー同士の電子マネー戦争が始まる
そんなタイトーの電子マネー対応ですが、こちらに公式ページができるほどの力の入れようです。
こちらの公式ページの説明書きにありますが、
これだけの電子マネーに対応しているとのこと。
それにしても、これ以上電子マネーを増やさないで欲しいと思うのは私だけでしょうか?
さらにゲーム用の電子マネー?現る・・・
そんな中、先日コチラのニュースが流れてきました。
「バナコイン」が今冬からアーケードゲームに対応、プリペイドカードのファミマ販売も開始 | インサイド
「バナコイン」というバンダイナムコ専用の電子マネー?というか仮想通貨らしいですが、こちらもアーケードゲームに対応を開始するとの事です。
このニュースですが、私だけかもしれませんが、ハッキリ言って
「寝耳に水」
でビックリしております。
特にアーケードゲームに対応するということであれば、なんらかの説明がオペレーターにあってもいいと思いますけど・・・
詳細はまだ未定ということで、とっても気になりますね。
非接触カード対応となるのか?
対象の機種や、実際にどうやって対応させるのか?などの情報はこれからという事で、わからないことだらけなんですが、原状のまま今冬からスタートとなると、実際には、ナムコの店舗(バンダイナムコのグループ店舗)に限る事になりそうな気がします。
それに、このバナコインの場合は、現在のところ、一般的な電子マネーと異なり、仮想通貨として利用されています。
電子マネーというと、非接触タイプのカードタッチタイプ端末があるイメージをする方が多いと思います。
タイトーの電子マネー端末にしても、PASELIにしても、同じく非接触タイプの電子マネーですので、今回のバナコインだけ決済の方法が異なります。
IDとパスワードで決済するタイプですが、バナパスポートカードとバンダイナムコIDを結びつけて、決済するカタチに持って行くんでしょうか?
そうなると、対応ゲーム機も基本的には、バナパスポート対応のゲーム機かつバンダイナムコのゲーム機限定となりそうです。
原状のまま、IDとパスワードのみの決済でゲームセンターで使用するってのは、ちょっとイメージしにくいですね。
バナコインを使用するメリットはあるのか?
あとは、気になる部分は「手数料」ですね。
一般的な電子マネーの場合は、お客さんが使用した金額から手数料を引いたものが電子マネー管理会社から振り込まれてきます。
タイトーさんなんかは全てのゲーム機が電子マネー対応で、電子マネー決済をお客さんが行うと、手数料分を引かれてしまうので、採算も悪くなりそうですけどね・・・
これと同じ仕組みをバナコインでも採用するのかどうか?というのも、気になります。
仕組みもそうですが、手数料率もいくらになるのか?など気になる点は多いです。
あとは、何よりも、
「ユーザーさんがバナコインを利用するメリット」
がどこにあるのか?というのが、最も気になる所です。
コナミのPASELIに関しては、PASELI専用モードがあり、PASELIを使用しないと遊べないゲームがある、というのが、ユーザーに取っての利用する価値でした。
タイトーさんの場合は、普段使用している交通系の電子マネーや流通系の電子マネー多種に対応しているので、圧倒的な利便性がメリットです。
今回のバナコインに関しては、バンダイナムコ独自の電子マネーですので、利便性はあまり高くないので、やはりユーザーが
「バナコインを使用する事で、メリットを受けられる」
仕組みを整えてくるのだと思われます。
あくまでも、現在の100円などの硬貨を使用するよりもメリットがあることが、ユーザーが積極的にバナコインをゲーセンで利用する条件なので、メリットがなければ、ユーザーは「今のままでいいや」と判断するでしょう。
ユーザーからみれば、そうしたメリットを提供することは、「ゲーム性の大きな変化」に加え、「イヤでもバナコインを使用しないといけない状況」もあり得る事になります。
文章にすると、単純に
「バナコインがアーケードゲームに対応」
と非常に簡単ですが、今後の動向次第では、ゲーセンもユーザーも大きく変化しなければならない事もありえるので、要注目ですね。
なんらかの説明が、JAEPO2016ででるんだろうか・・・