予想してみた。Amazonの「プライム会員サービス」次はゲームも無料になる?
先月より、Amazonで話題のサービスがあります。
ネットに詳しい方なら皆ご存知でしょうが、Amazonの「プライム会員」になると、動画が見放題になるというサービスです。
Amazonは非常に便利なので、元々プライム会員になっている人も多いと思います。
元々Prime会員の方には、「追加費用ナシで映画見放題サービスが始まった」と言う事になります。
Prime会員というのは、本来は、運賃や配達のスピードが早くなるとか、無料で電子書籍が貰えるとかそういったサービスが主体でしたが、今回あらたに動画を見放題のサービスも加わった事になります。
それにしても、見たいもの全てが見放題ではないですが、レンタルビデオ業自体はどうなってしまうんでしょうか・・・
デジタルコンテンツは全て無料に
結構前の本ですが、こんな本で、「デジタルコンテンツは限りなく無料になる」といった主張がなされていました。
もう5年も前の本なんですね。
当時にパラパラと読んだ(読んだ記憶もザックリとしか残ってない・・・)時には、
「ゲームで言えば、ソシャゲとかのイメージかな?」
なんて、漠然と思いましたし、当時は「怪盗ロワイヤル」とかが大ブームだったので、その「無料」という主張に「なるほどなlぁ」と思った事は覚えています。
一応スマホでも遊べるんだ・・・
この時は、
「基本プレイ無料。追加で遊ぶ人は課金」
というゲーム料金の徴収方法に、新しさを感じましたし、その後のパズドラやモンストなどの大ヒットもみれば、デジタルコンテンツが無料になるという主張の正しさは、何となく理解できると思います。
プライム会員でゲームが無料になると考える理由
そんな中で、Amazonは自社の有料会員にたいして、今後
「プライム会員なら、ゲームあそび放題」
サービスも展開してくるんだろうな、と予想します。
予想の理由1:ゲーム専用デバイス
今回、動画見放題のサービスを開始すると同時に、こんなデバイスの発売もしています。
どうみても、家庭用ゲーム機のコントローラーです。
こんな専用デバイスを発売するということは、今後Amazonの端末を使用して、ゲームを遊ぶのに便利な環境を提供しているので、ゲームに力を入れることは間違いないと思います。
このコントローラーを接続する、デバイスもゲーム機と比較して遜色無いスペックなので、
「既存の家庭用ゲーム機に置き換わるデバイス」
を目指していると勝手に予想します。
予想の理由2:ゲーム部門への投資
もう1年前の話になりますが、こんな話が話題になりました。
アマゾンが米トゥイッチ買収、ゲーム動画配信を強化 大量ライブ配信技術に強み – WSJ
この記事の中でも、
アマゾンは傘下のゲーム制作会社アマゾン・ゲーム・ステューディオズでプログラマーを増員するなど、ゲーム分野に力を入れている。4月に発表した動画やゲーム、音楽ストリミーング用セットトップボックス(STB)「ファイアTV」にふさわしいビデオゲームの新作を何本か配信しているほか、ゲーム専用のコントローラーも販売している。
アマゾン・ゲームのバイスプレジデント、マイク・フラッツィーニ氏はトゥイッチの買収はアマゾンにとってゲーム事業の強化につながると指摘。「アマゾンはゲーム分野に多額の投資をしている」とし、今回の買収は「ゲーム全般について考えた場合、かなりの前進だ」と述べた
とある通り、ゲーム制作会社を傘下にし、ゲーム配信会社も参加にしている無双状態に近いものがあります。
多額の投資をしている事から、この分野に力を入れているのも間違いないです。
予想の理由3:いつか来た道
あとは、よくよく考えてみると、Amazonの動画サービス最初は他社と同じく、「1本いくら」という普通の動画配信サービスに過ぎなかった。
それが、ある時急に「プライム会員なら無料」というサービスに転換したわけです。
となると、ゲームでも同じく現在Amazonで「1本いくら」というカタチで配信しているゲームが、急に「プライム会員」ならやり放題!となる可能性は十分にあります。
ゲームの場合はレンタルに対して厳しい制限がある
ただ、ゲームの場合(特に日本メーカーのゲームソフト)はレンタルするというビジネス自体に制限があります。
以前家庭用ゲームソフトのレンタルに対して書いたのがコチラ。
レンタルビジネスが伸びているということで、家庭用ゲームソフトのレンタルはどうなの?
映画やCDというのは、レンタルビデオという業態が成立しているので、上記のような「見放題サービス」が可能になるのでは無いかと思います。
ゲームに関しては、メーカーから許諾を受けてレンタルして遊ばせるというのが、ビジネスとして厳しい状態で、いくらAmazonと言えど、「遊び放題サービス」が展開できるのかどうか?
は全く謎です。
ただ、これは国内のゲームソフトに限りの話なので、海外制のタイトルやネットカフェなどに配信しているタイトルであれば、十分に「プライム会員遊び放題」サービスの提供範囲内になると思います。
以上の事から今後、「プライム会員ゲーム遊びたい放題」が実装される日も近いと予想しております。
そもそも、ゲーム制作会社を所持している時点で、メッチャ魅力的なゲームが「プライム会員じゃないと遊べない」ってなったら、完全に無双なんですけどね・・・