ゲーセンの過去の大ヒット作を振り返る「King of Fighters」編
先日、ゲームとテレビについて書いた内容と同じ事がTVで取り上げられるという奇跡的な事がありました。
書いたのはコチラ。
ルールや知識のサポートをしたらもっと楽しく観戦できる。ゲームも同じ。
なんと、こんな番組が放送されるという、奇跡!
本日23時15分より放送、テレビ朝日系列『マツコ&有吉の怒り新党』にウメハラ選手登場か
まぁ世界一有名な動画なんで、いずれは・・・と思いましたが、TVの放送内容も良かったですね。
その技の凄さがよくわかります。
とりあえず、店舗にサードストライクを入れて、「「怒り新党」で紹介されたゲームです!」ってやるべきですね。
コチラに書いた、GACKTがイニシャルDを自宅に設置している放送がされた時は、色んなゲーセンで、「ダウンタウンDXで紹介されたGACKTさんが自宅に設置しているゲームです」ってポップ作って貼ってあったな・・・
ストリートファイターに並ぶ程のシリーズがある
上記テレビで紹介されたのは、「ストリートファイターシリーズ」です。
現在最新の次作「ストリートファイター5」が開発中ということで、9月の東京ゲームショウでも展示がされていました。
[TGS 2015]ストVの春麗やキャミィは可愛くなってきた? ストリートファイターがらみの気になるあれこれをカプコン杉山P&綾野APに直撃 – 4Gamer.net
そこで、今回はストリートファイターシリーズではなく、異なる名作「King of Fighters」シリーズを振り返ってみます。
なぜって?
最近友人と会話で
友人「オレ昔KOF好きだったんだけど、最近もあるの?」
私「あるよ、ゲーセンでは13が最新かな」
友人「13って!もういいんじゃね?」
と失礼な話をされたので、振り返ってみることにします。
ゲーセンから見たイメージなので、ゲームの細かいことは、割愛します。
King of Fighterシリーズその不運
まず全く知らない方は、Wikipediaを見てみましょう。
どんなゲームかというと、2D格闘ゲームです。
ちなみに最新作はこちら。
THE KING OF FIGHTERS XIV | PlayStation®4 | SNKプレイモア
で、どれだけ作品があるのか?というと、
1 THE KING OF FIGHTERS ’94
2 THE KING OF FIGHTERS ’95
3 THE KING OF FIGHTERS ’96
4 THE KING OF FIGHTERS ’97
5 THE KING OF FIGHTERS ’98
6 THE KING OF FIGHTERS ’99
7 THE KING OF FIGHTERS 2000
8 THE KING OF FIGHTERS 2001
9 THE KING OF FIGHTERS 2002
10 THE KING OF FIGHTERS 2003
11 THE KING OF FIGHTERS XI
12 THE KING OF FIGHTERS XII
13 THE KING OF FIGHTERS XIII
ナンバリングタイトルとして、これだけありますし、他にも派生作品が沢山あるのですが、人気にあるゲームでシリーズ化されている事はよくわかると思います。
この年表を見ていると、不思議に思うことがありませんか?
2003年までは、毎年コンスタントに作品を発表しており、年号でのナンバリングとなっています。
そこから、KOFシリーズの苦難が始まります。
ここまでは、ある意味ゲームタイトルとしては順調な道のりだったといえます。
ただ、KOFシリーズですが、開発元のSNKという会社が経営危機に陥ってしまい、民事再生を申請します。
そういった理由のせいなのかどうかわかりませんが、ハードの部分が変更されます。
具体的には
THE KING OF FIGHTERS XI・・・ATOMIS WAVE基板(セガサミー)・・・販売会社 セガサミー
THE KING OF FIGHTERS XII・・・ Taito TYPE X2基板(タイトー)・・・販売会社 タイトー
THE KING OF FIGHTERS XIII・・・Taito TYPE X2基板(タイトー)・・・販売会社 タイトー
THE KING OF FIGHTERS XIII CLIMAX(アーケード最新作)・・・Taito TYPE X2基板(タイトー)・・・販売会社 コナミ
という謎すぎる、経歴を持っています。
基板はというのはシステムなんで、なんでもいいんですけど、ゲーセン側からみると、
販売会社がバラバラだと、販売開始しているのかどうかよくわからないまま
という状態が続いた記憶があります。
最後のKOF13LCIMAXなんかは、「売る気あるの?」状態でしたからね・・・
格闘ゲーム大会の興隆の波に・・・
もう一つ残念だと思うのは、2003年頃からKOFシリーズは開発に時間がかかるようになり、販売方法などで迷走し始めるわけですが、丁度そのタイミングで、海の向こうのアメリカでは、「EVO」が大規模に開催され始めます。
Evo 2015 Championship Series | Official Website of the Evolution 2015 World Championship Series
こうした格闘ゲーム大会の興隆の波に乗れなかったのも不運な事だと、個人的に思います。
逆にストリートファイターシリーズなどは、安定して開発やタイトルリリースを行うことで、その地位を確固たるものにしていますが、KOFシリーズはその機会を逃してしまった感じもあります。
大会へのサポート、新作のプロモーションなどのメーカーサポートがあれば、さらにタイトル自体が盛り上がったんじゃないかなぁ・・・
それでも、これだけ根強いファンがいるのだから、本当はストリートファイターシリーズと並ぶ、2大巨頭となってもおかしくは無かったでしょう。
こうした不運な境遇におかれながらも、未だ根強い人気を持つ「King of Fighters」シリーズをゲーセンの視点で振り返ってみました。
ポート24でも、担当者がたまに入替えてますので、このKOFがやりたい!って方は、スタッフまでお気軽にご相談ください。