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2015.08.19

モーションコントロールゲームの過去と未来。最大の難関は何だ?

最近は、なんでもかんでも「Iot」という言葉が流行しています。

モノのインターネット(Internet of Things : IoT)とは – TOCOS-WIRELESS.COM

その中でも、特に操作することコントローラーというか、インターフェースというか、そういったデバイスの進化は目覚ましい物があるのをご存知でしょうか?

様々な種類のコントローラー

もっとも有名なのは、Microsoftの「Kinect」ですね。

有名なので、基本的に皆さんご存知でしょうが、ジェスチャーを読み取ってくれるというすぐれもので、ゲーセンでも採用実績があります。
コナミの「Dance Evolution」です。

DanceEvolution ARCADE

始めて見た時は「スゴイもの作ったなー」と思ったのですが、細かいジェスチャーには不向きで、体全体を動かすジェスチャーがメインなので、「場所を大きくとる必要がある」というのが、唯一の難点です。
ただ、このキネクトをもっと小さくしたデバイスがドンドン開発されているんですね。

現在市販化されているものだと、コチラの「LEAP MOTION」が有名です。
公式ページのムービーを見てもらえればわかりますが、ガンゲームをプレイして、トリガーを引くジェスチャーを行えば、実際にプレイできるという優れた製品です。

キネクトよりも、より細かい操作に適しているので、実際にこちらのデバイスを使用したゲームもいくつも紹介されています。

今後さらに開発されていくものとしては、

指輪型コントローラー「Nod Ring」 指で直感的な操作をサポート | GameBusiness.jp

こんなのや、

モーション操作のスマートリング「Talon」発表―ゲーム体験を変える寵児となるか! | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

こんなのが開発されているようです。
まさに、これが実装されれば、ゲームが変わる!って感じがしますね。

モーションを使用したゲームの過去

動き

こうした技術革新は、目を見張る物があって、「こうなったら便利だな」という世界を実現するために、開発する方は開発されているし、最初に挙げた「IOT」でも、基本はゲームに使用するだけじゃなくて、実に様々なジャンルに応用されるので、こうして話題になるわけです。
医療や工場とかそういった分野での活躍が期待されているわけですね。

ただこうした、モーションを使用したゲームというのは、特にアーケードゲームに置いて、実験的に採用されることが多かった過去があります。
その頃はセンサーをいくつも持つデバイスなんて、百万単位でコストが必要だったので、アーケードゲームマシンに「最先端技術」として採用されていました。
モーションを読み込むとまでは行きませんが、モーションで遊ぶゲームとしては、

パラパラパラダイス

BEMANIシリーズの「パラパラパラダイス」です。
振り付けを踊って楽しむという、斬新な遊び方でしたが、「パラパラ」自体が長続きしなかったのもあって、一時的なブームで終わりました。

パラパラとは、1980年代後半に日本で発祥したダンスの一種である。上半身は手や腕を動かす一定の振り付け(以下、パーツと称する)の組み合わせを、下半身は2ステップと称される左右移動によって構成される特徴があり、主にユーロビートなどのダンスミュージックを音楽として、ディスコやクラブといった場所を中心に踊られている。

wikipediaより

あまり知られていない、もっと古いものだとこれ。

Sega Activator

国内では販売されてなかったのかな?
1993年という事で、20年以上前ですね。
まだ私が子供の頃に、ゲームショーで、多分これをつかったアーケードゲームがおぼろげながら記憶にあるんですが、なにせ子供の頃の話なので、全く覚えていません!
動画を見てもらえればわかると思いますが、モーションでゲームを遊ぶことができるので、かなり時代を先取りしていると言えます。
そのアーケードゲームがどうなったって?それが、全く記憶にない・・・

モーションやジェスチャーを使用するゲームの弱点

この様に、アーケードの世界では、モーションやジェスチャー使ってプレイするゲームというのは、いち早く取り入れられてきました。
ただ、昔からこうしたゲームは多数存在していた(スト2をジェスチャーでプレイするゲームも、昔のゲームショーに出展されてた気がする)のに、現在にまで残っている物は1つもありません。
センサーやデバイスが日進月歩なので、いつまでもハード面のサポートが不可能というのもあると思いますが、
その理由の最たる物は、

「何度もプレイするには、疲れるから」

疲れ

というのが最大の理由だと思われます。
昔、3Dゲームについて書いた事も同じですが、こうした革新的な技術というのは、初見では「すげえ!」ってなるんですが、繰り返しプレイするか?って言われると微妙・・・
たまーにプレイするくらいには、ワイワイ楽しめるんですが、同じ日に何度も、それこそ何時間もってなると難しいですよね。
ただ、今後発売予定の指輪形状のデバイスであれば、動かすにもそんなに力もいらないし、疲れなければ今後ブームを呼ぶ可能性もあります。
新しいデバイスが、「疲れ」を克服できるのか?に注目!