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2015.03.12

レトロアーケードゲームが遊べる互換機筐体のススメ

以前も書きましたが、レトロアーケードゲームを愛好する方はありがたいことに一定数存在しています。

レトロアーケードゲームの保管活動は大変だ・・・

上記エントリーの主題としては、愛好する方たちは有志として、その保存活動を行っており、その労力やコストの負担に耐えられなくなりつつある事が問題になっています。

思い入れのあるゲームが遊べなくなってしまうという危機感や、思い出がなくなってしまう感覚なのだと思います。
そうした思い出の品が消え去ってしまうのは悲しい事ですよね。

家庭用レトロゲームソフトは違う面で大変

アーケードゲームとは異なりますが、レトロゲームの問題としてはこんな問題もあります。

レトロゲームの海外流出を巡る現場の声

諸事情あって、海外へのレトロゲームソフトの流出が止まらないという話です。
こちらの、ゲームソフトの問題でいえば、私個人の感覚で考えると、ソフトだけあってハードが無い=遊ぶことができない→保管せず売却という流れはあると思います。
レトロゲームマニアであれば、ハードも手に入れて保管しようという事も考えるかもしれませんが、普通はあまり考えないですよね。
私自身も、20年ほど前ですが、世の中はプレイステーションが発売され話題になっているなかで、「ニューファミコン」を手に入れ1人でファミコンソフトをあつめていました。

ご存知でしょうか?
こんな任天堂純正筐体が発売されていたんですね。
当然、現在は生産終了しているのですが、Amazonの価格を見たら超高い!
自分の部屋にあるはずだから、さがしてみようかな・・・

ニューファミコンを手に入れて、ソフトが無いから、友人に声をかけたら、続々とソフトが集まって来たのを覚えています。
したがって、どんなゲームでも、何かの拍子でハードを手に入れたら「ソフトも集めて保管しようかな」と思うキッカケになると思います。

そんな中、先日こちらのニュースが流れてきました。

ファミコンからPCエンジンまでこれ1台でOK! 11種類のレトロゲームができる互換機「レトロフリーク」

こうしたゲームハードが簡単に手に入るようになることは、レトロゲームソフトの保管にとってはスゴく良い事だと思います。
ハードが簡単に手に入れば、「久々に遊んでみようかな・・・」とか「せっかくハードがあるから、自宅のソフトを引っ張りだして遊ぼうかな・・・」などと考えるキッカケになるので、「ハードがないからソフトも要らないや」とはなりにくく、売却し国外流出という事になりにくくなるのでは?と思います。

アーケードゲームにも互換機の概念を

上で紹介した「レトロフリーク」ですが、

ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、メガドライブ、PCエンジンに同機種の海外版などを含めた全11種類のゲームソフトに対応。また、映像と音声はHDMI出力が可能。ゲーム画面は自動的に720pにアップスケーリングされ、アナログ接続だった従来のレトロゲーム機本体よりも高品質な映像と音声でプレイできます。

という事で、様々なレトロゲームを一手に引き受けて遊ぶことができるゲームハードということになります。

メーカーさんに要望したいのですが、こうした様々なレトロゲームを1台で遊べるアーケード筐体という物があると良いよな・・・と個人的には考えています。

例えば、アーケードゲームの1つのジャンルにドライブゲームがあります。
現在の代表例では、イニシャルDや湾岸ミッドナイトというタイトルです。

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こちらはイニシャルDです。
以前ある人が言っていましたが、「昔あったドライブゲームを1つの筐体で遊べるようにしたら面白いのに」という意見を聞き、「なるほど」と感心した記憶があります。
こうしたドライブゲームと言うジャンルは、ハンドルがあって、シートに座って、アクセルやブレーキペダルで操作するという基本的なカタチは全て同じです。
そうした大まかなカタチに変化がないので、様々なレースゲームを同じ筐体で遊ぶ事は可能なはずです。
例えば、セガの例で考えると、大昔なら「アウトラン」というタイトルがあり、少し前だと「セガラリー」というタイトルがあります。
ナムコの例では「レイブレーサー」、コナミでは「スリルドライブ」、タイトーは「バトルギア」など、各社比較的有名なドライブゲームがあるので、こうしたドライブゲームを1つの筐体で色々遊べる!
というのがあると、「昔遊んだなー」という人が再び同じゲームを遊べるので、オモシロいと思うのです。
言ってみれば、「アーケードドライブゲーム互換機」でしょうか。

ドライブゲームだけでなく、ガンゲームでも、各社様々なタイトルが発売されているので、同じようにアーケードガンゲーム互換機とかも作成可能だと思います。
マニアの方は、筐体も昔のままじゃないと・・・と思うかもしれませんが、思い出のゲームが全く遊べなくなる!というのは軽減できるので、少しはレトロアーケードゲームの保管にも役たつ面もあるのなか?

ただ、各メーカーが相互にソフトを供給はしないと思うので、セガバージョンとかナムコバージョンとか筐体が増えてしまいそうなのが問題かも・・・