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2014.12.15

ゲームのメンテにはこれが必須!ゲーセンの仕事で使う道具達(スプレー編)

以前にこちらのエントリーを書きました。

ゲームのメンテにはこれが必須!ゲーセンの仕事で使う道具達

メンテナンスというのは、お客さんにとっては自分が遊ぶゲームに対しての評価を行います。
前回も書きましたが、ゲーセンというのは、UFOキャッチャーからビデオゲーム、メダルゲーム果てはパチンコ盤面まで取り揃えているので、使う道具と言うのはどうしても増えがちです。
そんな中で、道具を紹介するとキリが無いのですが、今回は「スプレー」という共通部分でまとめてみました。
大体どんなゲーセンにもあると思いますが、もし無いゲーセンがあったら使用してみてください。
もちろん、個人でアケコンを持っている方、筐体を持っている方も、メンテナンスする時にあると便利ですので、ご参考まで。

マジックリン

まずは、誰でも知っている「マジックリン」です。
トイレマジックリン・ガラスマジックリンなど様々なバリエーションがありますが、ゲーム機に使用するといえば、ノーマルなマジックリンです。

こんな業務用は普通のご家庭には無いですが、これを薄めて、スプレー容器に移し替えて使用します。
使用用途はもちろん、汚れ落としです。
ガラスはガラスマジックリンでも良いのですが、最もゲーセンで使用する理由としては、「タバコのヤニ」を落とすためですね。
ゲーム機の内部や、内側など、タバコのヤニはところかまわず侵入していきます。
そのヤニを落とすためには、マジックリンを一吹きして、ヤニを落として清掃します。
その他にも、手垢などの汚れにも効くので、マジックリンが置いてないゲームセンターは少ないのでは無いでしょうか?

接点復活剤

お次は、「接点復活剤」です。
これも置いてないゲームセンターは殆ど無いと思います。
ゲーム機は全て電子機器です。
その電子機器の接点全てに使用できる、接点復活剤もよく使用します。

スイッチだとか、コネクタと言うのは全て電気的な接点があるもの。
その接点同士が汚れていると、電気が上手く流れることができずにエラーになったり不具合が出たりするわけです。

よくある例だと、このボタンの接点部分。

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この部分の清掃を行い、電気を通りやすくするわけですが、接点復活剤を吹付けて、綿棒でチョット磨くと、電気の通りが向上して、反応が良くなります。
この金属の接点部分専門で使うスプレーです。

エアーダスター

こちらもお馴染みです。
ゲーム機は電気機器ですので、電気を通すと熱をもちます。
その熱を逃がすために、どんなゲーム機でも大体こんなファンが付いています。

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最近は特に、電気容量も大きいゲーム機も多いし、基板がパソコンと同等のスペックを持っているので、そのパソコン自体にファンがあってそのファンにホコリが溜まることが多いです。
その溜まったホコリを除去するのに、エアーダスターを使用します。
もっと大掛かりにメンテナンスする場合は、エアーコンプレッサーだったりブロアを使用したりもします。

パーツクリーナー

これは置いてないお店のほうが多いでしょうか。
ビデオゲームや音楽ゲーム等のゲーム機が多い所では使用しないかも?
UFOキャッチャーや、メダルゲームなどのゲーム機にほぼ使用されているのが、モーターです。
UFOキャッチャーを移動させたり、メダルを払出したり、様々な機構でほとんどモーターが使用されています。
モーターにつきものなのが、回転数を変更させるこちらのギアボックスです。

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このギアボックスですが、長く使用していると、内部のグリスが劣化してきます。
酷い時は、グリスが機能を果たさなくなり、ギアが欠けるなんてことも・・・
大体はその前に、ギアボックスの動きが悪くなって、モーターの力ではギアボックスを動かせなくなってしまい、動きが悪くなる場合が大半です。
そうなった場合に行うのが、グリスの塗り直しですが、その際にグリスを落とすのに、こちらのパーツクリーナーを使用し、グリスを落とします。
それからグリスを塗り直すという作業を行い、メンテナンス完了となります。

以上、ゲーム機のメンテナンスに使用する道具のスプレー編でした。