ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2014.12.13

「太鼓の達人」で「きのこの山 VS たけのこの里 戦争」に終止符を!たけのこ軍が優勢な理由

こんにちは。

日本人なら、大体知っているお菓子に、「きのこの山」と「たけのこの里」があります。

きのこの山

たけのこの里

メーカーは明治さんです。
ゲームセンターでも、普段よりお世話になっております。
この景品とか結構人気ありましたね。

図1

きのこの山 VS たけのこの里 この戦いは過熱する

1979年、明治製菓からたけのこの里が発足。4年もの間、チョコレート分離主義によってお茶の間の過半数を支配していたきのこの山だったが、たけのこの里が掲げるチョコレート混合主義にその領土を悉く奪われる。これを危機としたきのこの山陣営はたけのこの里陣営を市場侵略と批判。きのこ至上主義を訴えるが、それにたけのこの里が強く反発。両者共に主張を譲る事はなく、ここにきのこたけのこ戦争が勃発する。

両陣営の出資者である明治製菓はこの事態を憂慮し、急遽1987年にすぎのこ村を設立。しかし、平和の象徴、緩衝地域として機能する予定だったすぎのこ村は、皮肉にもきのこたけのこ両陣営の激しい戦いによって歴史の地図から消滅する。講和条約は白紙へと戻され、この事件以降、明治製菓は文字通り「菓子の商人」として両陣営を背後から支援する存在となる。すぎのこ村は現在では廃村と化しているが、数年に一度復活するとの伝説が残されているという。

きのこの山陣営は明治製菓の出資を背景に、20種類以上の限定商品を以ってお茶の間へと侵攻。同じ明治製菓の出資を受ける筈のたけのこ派はごく僅かな限定商品しか開発出来なかったが、数多くの若年層を取り込む事できのこ派に対抗。この格差には様々な説が論じられており、お茶の間の厭戦感情を考慮に入れた明治製菓の策であるとの説が有力である。しかしその一方で、明治製菓はきのこ・たけのこ両菓子の売り上げを競うというキャンペーンを数度行っており、菓子の商人としての辣腕を発揮している。

この戦争において、きのこ派・たけのこ派共に多くの血が流れた。もっぱら鼻からだが。

内戦は開戦より30年経過した21世紀現在も続いており、収束する気配は無い。両陣営共に明治の傘下にある為、これを商業戦争として批判する者も多く、また、社内ではきのこ派、たけのこ派のどちらに籍を置くかによって社内での出世が決まる程に派閥争いが深刻化している。更には多数の他菓子会社の武力介入により、さらに戦局は迷走する。

この戦いに、終わりはあるのか。

ニコニコ大百科より

この様に、どちらが上なんだ?という全国民を巻き込んだ戦争を、この2勢力は続けております。

この終わらない戦いに終止符を打つべく、全くの中立勢力「バンダイナムコゲームス」さんが、両陣営に提案をします。
それがこちら。

太鼓の達人で「きのたけ合戦」

ゲームセンターにある太鼓の達人をプレイしたスコアで、両陣営の勝敗を決定しようという斬新極まりない企画。
現在、全国各地のゲーセンで、きのこ軍とたけのこ軍の争いが、太鼓の達人を通して行われています。

そして衝撃の結果が発表される

12月9日より火蓋が切られた、この戦い。
初日の結果が出るのが12月10日・・・
その12月10日に、衝撃の結果が発表されました。
それは・・・

たけのこの里軍が、きのこの山軍を圧倒し全県制覇

太鼓の達人を使ったきのこたけのこ戦争「きのたけ合戦」で衝撃途中経過 47都道府県すべてで「たけのこの里」が優勢に

両軍の実力はほぼ互角だと思っていた大方の予想を裏切り、たけのこ軍が圧倒するという結果。
この結果に、衝撃を受けたきのこ軍陣営からは、「たけのこ軍の陰謀だ!」「きのこ軍同士よもっと立ち上がれ!」などの意見が続出しております。
逆にたけのこ軍は、その圧倒的な戦果に「今回もたけのこ軍の勝利!」などと、もう戦争は終了したかのような雰囲気を醸し出しております。

現在の所、たけのこ軍が圧倒的に優勢ですが、戦いは1月28日迄続くので、今後のきのこ軍の巻き返しに期待します。

中立の立場からみた問題点

ただ、きのこの山 VS たけのこの里の戦いですが、本来は「太鼓の達人」という中立全く関係ない方法での戦いになるので、もっと実力が伯仲しても良いのでは?と個人的に考えました。
きのこ軍の肩を持つわけではありませんが、誰しもがそう考えてもおかしくは無いと思います。
そこで、なぜこんなにも圧倒的な差になってしまったのか?を調査した所、圧倒的にたけのこ軍を有利にする要因を見つけました。

こちらのゲーム中の画面をご覧ください。
これは、きのこ軍とたけのこ軍のどちらかを選ぶかの選択画面です。

スクリーンショット 2014-12-11 19.07.52

太鼓の達人を遊んだ事のない人向けに説明しますと、太鼓の達人というゲーム機はボタンがありませんので、選択する時に右を選ぶときは右のフチを叩く。
左を選ぶときは、左のフチを叩く、という操作方法になっております。
そのため、今回の場合だと、左を叩けばきのこ軍を選択、右を叩けばたけのこ軍を選択という形になります。
そして、少し古い資料ですが、こちらの記事によれば、日本人の約90%は右利きです。
この2つのことから

右利きがほとんどの中で、右で選択する、「たけのこ軍」が圧倒的に有利なのは当然ではないか?

と考えられます。
右利きのプレイヤーが多ければ、自然と右側を選んでしまいがち「きのたけ合戦」なんて選ぶのは最初だけで、さっさとゲームしたいから右を連打する人が大半なので、たけのこ軍が優勢なのだと考えられます。

そこで、バンダイナムコさんにおいては、より中立性を高める為に、期間中に一度選択画面での左右を入れ替えることをオススメします。

太鼓の達人と、きのこの山とたけのこの里って関係なくない?って皆思うけど、それを言ったらこの企画自体を否定することになるので、止めましょう・・・