コナミのプライベートショーに行ってきました!というわけで簡単レポートです
およそ1週間ほど前のことですが、コナミさんのプライベートショーに行ってきました。
今回は、その紹介を行います。
プライベートショーとは?
よくよく考えてみると、我々ゲーセン業界に携わる人間から見ると、「プライベートショー」という言葉は自然に使用している言葉なので、違和感はないですが、一般のお客さんからみると、何だ?という話なので、少し解説を。
ゲーセンとゲームメーカーは、一般的な区分で考えると、「お客(ゲーセン)」と「販売者(メーカー)」に分けられます。
どんな商品でも同じだと思いますが、メーカーの営業マンが、お客さんを営業して回るのが普通のスタイルです。
しかし、ゲーセンの場合は、商品の特性上、営業マンが持って運んだりすることができないので、新製品を発表すると、お客さんがメーカーまで商品を見に行くことになります。
この新製品を各メーカー毎に、実機を展示して商談会を行う事を、「プライベートショー」とザックリ呼んでいます。
2014年現在、プライベートショーを行うメーカーは、セガ、コナミ、タイトー(スクエニ)、バンダイナムコの4社です。
そして、どの新商品も大まかに半年前に注文を行う事前注文になります。
ですので、大手メーカーの決算が3月に集中しているので、3月に市場に出回るゲーム機の商談会を、例年この時期に行うのが通例となっています。
ですので、以前書いたこちらのエントリー
バンダイナムコプライベートショーに行って鉄拳7を見てきた!けど鉄拳より気になる物が!
のようにこの時期に、メーカーの商談会が集中することになります。
主な出展機種
それでは、さらさらと主な出展機種をご紹介しましょう。
・SOUND VOLTEXⅢ GRAVITY WARS
・SOUND VOLTEX GENERATOR
まずは、現在最も安定感のある音ゲーの「SOUND VOLTEX」の新バージョンです。
今回のバージョンから、カード払出し機能を付加できることになりました。
そのために、ゲーセンはこちらのカード払出しユニットを購入する必要があります。
うーむ、デカい・・・
今回のカードですが、従来のポップンミュージックとは異なり、印刷済みのカードを払い出すタイプではなく、ロール紙に印刷して、カードとして払出す仕組みを採用しています。
だからこんなに大きくなったんでしょうか・・・
カードを使用して、楽曲の解禁を行ったりする仕組みもいずれ投入していくらしいです。
実際のカードも頂きました。
こんな風にコレクションできます。
・オトカドール
目指せアイカツ!という事で、コナミさんが作成した、女児向けキッズカードゲームです。
ゲームはリズムに合わせてボタンを押すゲーム。
先ほどの「SOUND VOLTEX」と同じ印刷タイプのカードが、1プレイ毎に排出されます。
男児向けが「オレカバトル」なら女児向けに!という積極的な理由と、全く鳴かず飛ばずだった「ドラゴンコレクション」を持っているゲーセンに向けたバージョンアップという消極的な理由で発売となったんじゃないかと、勝手に思ってます。
・ディズニーツムツム
アーケード版ツムツムをやってきた。
エルサお前…なんでそんなドングリみたいな身体に… pic.twitter.com/8tOxH20umh
— かいわれ (@kyaiwale) 2014, 10月 19
こんな風に、一部でかなり話題となった、ツムツムです。
なんで、このゲームをセ◯が作らないんだ?という素朴な疑問はさておき、ゲームはツムツムです。
プレイする度に、こちらのキーホルダータイプのツムツムが排出されます。
こちらのキーホルダーですが、ICタグが封入されており、ゲームプレイの際に機械にかざすとプレイが有利になったりする特典があるようです。
実際には詳細はわかりませんでしたが・・・
ゲーセン側からの感想としては、正直に言えば、ゲーム付ガチャガチャといったイメージです。
確かにツムツムのコレクション性は高いし、人気もありそうですが、ガチャガチャとみなすか、新型のゲーム機とみなすかは判断の割れる所ではないでしょうか?
・モンスターストライク
パズドラと並び、スマホゲームの筆頭ともいえるタイトルがゲーセンに登場。
ゲーム性は、モンスターストライクそのままです。
大画面のタッチパネルを使用してゲームをするもよし、手元の円盤とレバーを使用しても操作ができます。
ネット通信機能がありますので、店内で仲間とワイワイプレイするのも良し、ネット通信で他のプレイヤーと協力してプレイするのも可能です。
そして、スマホアプリとの連携やイベントも実装するとのことですので、スマホでプレイされているユーザーはすぐにプレイできるのではないでしょうか?
ただ、気になるのが、某ス◯キンと同じく、デジタルメダルを使用して遊べるとの事・・・
それに加えて、某スマホゲームを移植したパズ◯トもゲーセンではイマイチ・・・
マイナスとマイナスをかけたら、プラスになる?
・シャドウプリンセス
今回出展のあった中で、唯一のメダルゲームです。
メダルを投入し、機械内で擬似メダルを払出し、遊ぶタイプのプッシャーゲームですね。
2枚目写真の、下側の左右に擬似プッシャーが設置されており、ここに青色のチップを払出して遊びます。
特徴としては、この青色チップを1枚フィールドに払い出すために必要なメダル枚数を、店舗で設定できるという機能があります。
青色チップ1枚につき1メダルにして、マイルドなゲーム性にするも良し、チップ1枚10メダルにして、ハイリスクハイリターンなゲーム性にするも、店舗によって設定が可能です。
イベント的に設定を切り替える事も、運営サイドとしては考えられると思います。
以上、コナミのプライベートショーのレポートです。
鉄拳7も含めて、意外と3月までに発売タイトルが多くて頭がいたいですね・・・