とあるエントリーを読んで、水を差すようですが勝手にレバーを解説します
こんにちは。
相変わらずGunosyにはお世話になっていますが、今回はこんな記事を発見しました。
AUTOMATON に書いた記事を改竄されたので、訂正を求めたら安田伸毅氏に逆ギレされた話
へぇーと思って、AUTOMATONをググってみました。
こんなサイトがあるなんて、今まで勉強不足でした。
全く知らなかったです。
しかも、アーケード用の記事もしっかりあるんですね。スポットを当ててるタイトルが実に渋い!
『SILENT SCOPE BONE-EATER』狙撃手、10年ぶりの再来
レバーについて勝手に解説
最初に紹介した記事に戻ると、レバーの仕組みについて話題が出ている様子。
他所様が書いたエントリーに勝手にアドバイスしたり、勝手に試算したりするのが趣味の私としては、今回は、レバーについての解説を行おうと決めました。
アーケードゲームのレバーについては、まずおおまかに2種類あります。
それは、マイクロスイッチ式とボリューム式の2タイプです。
マイクロスイッチ式
ボリューム式
昔からのビデオゲームには、最初のマイクロスイッチ式が採用されている場合が多いです。
コマンド(→➘↓など)入力が必要な場合のゲームは、ほとんどがマイクロスイッチ式です。
ボリューム式は、グリグリ動かすタイプ、プレステなんかについてるグリグリするレバーに近い感覚です。
最近のアーケードゲーム機だと、まず思い浮かぶのは、こちらのタイトルです。
これくらいしか思い浮かばないです。
他に知っている人がいたら教えて下さい。
マイクロスイッチ式レバーを分解
で、いわいるアケコン(アーケードゲーム型コントローラー)で採用されているのも、マイクロスイッチ式がメインだと思います。
アケコンでマイクロスイッチ式じゃない製品ってあるのかな?
で、最初に紹介したエントリーから引用すると、
レバーについてるマイクロ・スイッチが今も 4 つなのか? 8 つではないのかなどと言い出し、 4 つであるソースを出せなどと言うのです。 レバーを 8 方向に切りかえたときに、スイッチも 8 つになるのではないか
マイクロ・スイッチが 4 つであることは、大会主催者とスティックメーカー、そして格闘ゲーム開発メーカーの共通認識である
というお話なので、実際のマイクロスイッチ式レバーを分解して確認してみよう!
先ほどのこちらですが、こんなふうに分解できます。
写真の真ん中のパーツがマイクロスイッチと基板です。
見て分かる通り、スイッチは4つになっています。
真ん中のパーツを裏返したのがこちら。
左上に配線のコネクタがあります。
これが、5本のコネクタなので、電気的に、4方向の+端子(上、下、右、左)と1つのー(マイナス)端子で成り立っていることからも、4つのスイッチしかつけられない事がわかります。
4方向レバーと8方向レバーの違い
では、4方向レバーと8方向レバーの違いとは何でしょうか?
全くわからない方に説明すると、4方向レバーと言うのは、4つの方向にしかレバーを動かせないレバーです。4方向=上、下、右、左
対して8方向=上、下、右、左、右上、右下、左上、左下の動きが可能なレバーです。
このレバーの差ですが、実はこのパーツが重要な役割を果たしています。
このパーツの、中心のパーツを入れ替えるだけで4方向か8方向かが決まります。
まずは8方向の場合が、こちらです。
写真にある通り、2つのスイッチを同時に押すことで(例:左と下を同時押しで左下など)8方向の入力が可能となっています。
これを、4方向に切り替えるとこうなります。
中心のパーツの向きが変わって、同時に押せなくなります。
2つのスイッチを同時に押せない=4方向にしか入力できないとなりますので、こちらが4方向レバーとなります。
昔は、パーツ自体を入替えたりしましたが、今はちょっとした切替で8方向と4方向の切り替えが簡単にできるものが主流となっています。
また、今回は三和電子製のレバーで説明しましたが、セイミツ製でも基本的な構造は同じのはずです。
というわけで、ほとんどのマイクロスイッチ式のレバーは、マイクロスイッチは4つです。
8方向か4方向かは、セッティングによって決まります。
という、レバーの解説でした!