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2017.09.13

ガンダムUCカードビルダーネットワークサービス終了!メーカーの真価が問われるのはここから

昔、ゲーセンというのは「水商売」だといわれていました。

水商売(みずしょうばい)とは、先の見通しが立ちにくく、世間の人気や嗜好に大きく依存し、収入が不確定な業種や職業、およびそうしたものに従事する人を指す日本の俗語である。

Wikipediaより

簡単に、いえば、当たれば儲かる、当たらなければゴミという単純なお仕事です。
アーケード・ゲームのバイヤーってそんなものだし、昔からこの風潮は変わっていません。

ただ最近は、受注生産となって、メーカーが在庫を持たないので、最初に注文しないとヒットしたものを、後から仕入れるハードルが上がっております。

艦これアーケード、ゲームセンターの救世主に?ゲーセン側からの考察

艦これアーケードなんて、中古で欲しくても、手に入らないです・・・
一時は、販売価格の倍とかだった気がする・・・

当たる外れるは市場に出してからの話

よく聞くのですが、このゲーム機の「当たりハズレ」ってのは、基本的に

市場(ゲーセン)に設置しないとわからない

です。
某営業部長が、言いますが、

「メーカーもモチロン当たると思って発売するし、それに乗るかどうかは、各バイヤーさん次第ですよね?」

あくまでも、ゲーセンは「この機械を買ったら儲かるのでは?」と思って購入するわけで、そうでないものは購入しない自由もあるわけです。
(ただし、改造キットなんかは、そうはいきませんけどね・・・)
だから、自分が儲かると思って購入したものが、実際にはさっぱり儲からないときに、メーカーに文句を言いたい気持ちはわかりますが、半分くらいは自分の責任でもあるわけです。

そんな中で、ゲーセンとしては、「当たると思っていた」ゲーム機の筆頭機種が、最近こんなリリースを発表しました。

現状の稼働を見たらこんなモンですよね。
ツイートしましたけど、

偽り無く本音です・・・wwwとかつけてる場合か?

BNEのメーカー姿勢が問われている

プレゼン

ゲームは水物である限りは、アタリハズレは仕方のないこと。
それは、ゲーセン関係者は全員わかっていることです。

ただ、最近のゲーム機は、ネットワークサービスを展開するのが主流であるので、

ゲームが流行らない → ネットワーク収入がメーカーに入らない → サービスを維持すると赤字になる → 製品の完全撤退

という流れが非常に増えております。
100%ヒットする製品を出し続けるメーカーは、ありえないので、上記の流れは、どのメーカーでも変わりません。
メーカーが「撤退します〜」は、とりあえず文句は言いたいですが、続ける事が非合理的なので、仕方ありません。
問題は

どのように撤退するか?

なんです。

大きく分けて4パターンあります。

1・そのままスルー

「ごめんね、撤退するね!(テヘペロ)」

とばかりに、終了するパターンです。
メーカーの問題だから仕方ないんですけど、営業マンはを小3時間くらい詰めたくなります。
ただ、最近は、メーカーの信用問題に関わるので、このパターンは少ないですね・・・

2・オフライン稼働する

ネットワークサービスを終了したいけども、まだ一定数のユーザーは存在するので、ある程度残したい!という場合に、採用されます。
有名なのは、「VF5」とか、「ミライダガッキ」なんかはこのパターンです。
基本的に、「オフラインキット」を発売して、一定数のユーザーを満足させるので、完全に撤退するわけじゃないですが、メーカーとして今後の運営には関与しないというパターン。
あくまでも、ユーザーとかゲーセンの要望がある場合に限ります。

3・買い取る

基本的に、まずないパターンですが、メーカーによっては買い取る(中古価格で)という選択をする場合もあります。
製品の稼働(正常に稼働しない、欠陥品)等に問題が無くても、「売上の不振」で買い取ったパターンと言うのは、後にも先にも1回だけなのかな・・・

4・違うゲームに変える

最近最も多いのは、このパターンですね。
異なるゲームにコンバージョンするといいます。
最近だと、「スクラグ」→「フィギュアヘッズ」や、「ビートストリーム」→「ノスタルジア」なんかがこのパターンです。

どのメーカーも、基本的にはハズレ作品もあるので、このパターンでなんとか挽回したいという意思は感じるし、なにもしないよりは良いです。
ゲームを変えた結果、そのゲームもダメというのは、仕方ないのですが、メーカーとして

「なんとかしようと頑張りました!」

みたいな、意気は感じます。
ただ、ゲームを変更する代金がいくら掛かるか?というのも、ゲーセン側としてはとても気になる所です。
あ、言っておきますが、

ゲームを変えてある程度売上が上がったら許されるわけじゃない。代金を支払ってゲームを変えて売上が上がるのって当然だから!

というのは、声高に主張したいですね。
「ハズれても有償でゲーム変えたらいいんじゃね?」みたいな流れに、メーカーがなるのは、ちょっと違うんじゃない?

大まかに書いてみましたが、この4パターンのウチ、

BNEがどの策を採用するか?は今後注目ポイントです!

噂レベルでは色々と流れていますけど・・・
(正式に発表される前に、ジャブをうつスタイル)