「レゴランド」はまだ終わってない。周辺施設は知らんけど
昨日話題になったのは、このニュース。
オープン当初から、なかなか香ばしい話題を振りまいている、名古屋初の大規模テーマパークといえる「レゴランド」の話題ですが、こうしたネガティブニュースが続き、世の中の印象はあまりよくないようです。
以前も、
こんなニュースで話題になりました。
ホント、ネガティブニュースばっかりで、良いのでしょうか・・・
今回の話題は「周辺施設」
こうした、大規模テーマパークが建設されると、基本的に「1日遊べる」為に、様々な周辺施設が建設されます。
人が集まる所に商機があるので、当然といえば当然ですが、レゴランドでも「Maker’s Pier」という周辺施設が、ほぼ同時にオープンしました。
すごく違和感のある周辺施設でも何でもなくて、実にオーソドックスな周辺施設といったイメージです。
テーマパークには、ゲーセンは比較的歓迎されやすいので、今回は、セガの店舗が名を連ねています。
最初に引用した記事では、この中の一つのテナントの売上が見込みの10分の1という事で、オープン2ヶ月で撤退というなんとも衝撃的なニュースでした。
良くはなさそうだなーと思いましたが、10分の1ってのは・・・衝撃的ですね・・・
セガの店舗も大丈夫かな・・・
レゴランドがガラガラだから?
よく理由にあがるのが、
「レゴランドガラガラだからなー」
的な話なんですが、実は、レゴランドの想定来客数は、こんなもんなんじゃないか?って話もあります。
そこで、東のディスニー、西のUSJ、名古屋のレゴランドという事で、その来客数を比較してみました。
こちらの記事から、TDLの年間来場者数は、30,190千人、USJは、13,900千人、と明記されています。
それに対して、レゴランドの想定集客数を計算してみましょう。
想定年間来場者数は、こちらの資料から計算できます。
この中に、こんな資料があります。
平日の平均利用者が、3,000人、休日平均利用者が、8,000人を想定しているという事で計算すると、
3,000 × 平日 245日 + 8,000 × 休日 120日 = 1,695,000
になります。
コレを単純に比較すると、
となります。
この単純な比較だけだと、USJに比べて10分の1の来場者数を想定していると、テーマパークとして比較すると「ガラガラ」というイメージになりかねませんが、想定通りとも言えます。
さらに言うならば、レゴランド自体はその施設全体が完成しているわけではなく、まだまだ追加で開発が行われます。
こちらの記事にもある通り、
今後、大林組が設計するレゴランド・ホテル・ジャパン(2018年6月完成予定)を建設するほか、2、3年後に2期地区(国際展示場第1展示館跡地約1.9ha)の開発に着手する。
という事で、ホテルやその他の施設も含めての想定来場者数だと、現段階では、それよりも少なくても「想定通り」といえると思います。
ちなみに、
総事業費は約320億円
という記述もありますけど、
「ディズニーの一つのアトラクション作るのに、レゴランド2つ作ってお釣りくるんかい!」
って思ったのは私だけでしょうか・・・
レゴランドとしてはこんなもの
以上の点から考えると、
レゴランドはUSJやTDLと比較して来客数が少なくて当然
の施設であり、「レゴランド、ガラガラオワタ」的な批判は的外れだと考えられます。
そもそも、ホテルや水族館などの施設もまだまだ完成していませんので、今後どうなるかはまだまだわかりません。
周辺施設のテナントさんも、そのあたりの事はわかって出店しているのではないかなー?と思うんですが・・・
施設全体がオープンするまでは我慢のしどころでしょうか・・・