アーケードエクスペリエンスっていい言葉
このブログを読むような方で、ゲーセンに来たことのない人と言うのは、あまりいないと思いますが、それぞれゲーセンにどんなイメージをお持ちでしょうか?
一般的には、いろいろと良いことも悪いことも言われることが多く、関係者とすれば、褒められれば嬉しいし、けなされれば悲しいわけです。
ゲーセンにポジティブなイメージを持つ方もいれば、ネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃいます。
そして、「ゲーセンのゲーム」といったらどんなゲームを思い浮かべますか?
古い方なら、インベーダーとか、ドライブ・ゲームだったり、メダルゲームを思い浮かべる方もいれば、格闘ゲームの方もいます。
比較的若い方であれば、カードゲームだったり、UFOキャッチャー、音楽ゲームかもしれません。
ゲーセンでのゲーム経験を並べてみると、人それぞれです。
アーケードエクスペリエンスとは?
本日は、このエントリーを発見したので、ご紹介。
長いですが、ゲーセン関係者なら、涙なくしては読めない物語かもしれません。
簡単に要約すると、格闘ゲームを遊べる場所を維持するために頑張っている方の話です。
こうした方が、決して多くはないファンを支えて、ファンもこの方を支えている話なんですが、逆にいえば、アーケード・ゲームシーンにおける、「格闘ゲーム」の現状を表しています。
eSportsや他のビジネス主導の遊びの人気が急速に高まっている今、Watsonは小さなスペースを使って、自分のキャリア前半を作り上げたダイナミックなアーケード・エクスペリエンスを維持することに専心している。この献身を通じて、Watsonは他の現存アーケード(イリノイ州のGalloping Ghost Arcade、ニューヨーク州のNext Level Arcade、テキサス州のArcade UFOなど)と共に「ビデオゲーム黄金時代」と呼ばれていたカルチャーを守ろうとしているのだ。
いってみれば、日本でも格闘ゲームシーンというのは、基本的には家庭用にプレイヤーがながれて、なかなかアーケードでの格ゲーユーザーが増えていかない現実は同じだと思います。
ただ、watsonさんが守ろうとする、アーケードエクスペリエンスは「コミュニティ」と言われたり、少なくなってしまったユーザーが「遊べる場所」であったりします。
日本でも、同じようにゲーセンでの格ゲーコミュニティを守る!とまでカッコイイことは言わなくても、格ゲーをプレイするユーザーのために頑張っている店舗さんもいくつもあると思います。
レガシーは美しい。その反面
私自信は、こうした取り組みに対して、すごく肯定的に捉えています。
弊社の店舗でも、なにやらわけのわからない昔のゲームを引っ張りだしてきて、大会をやって楽しむという光景は割りとよくみる光景です。
【イベント情報】
3月のイベントに追加です!
3月19日日曜日 14時~
3連休のど真ん中に
『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM大会』
を行います!
詳細は画像を参照して下さい!
まだ見ぬ新たなミュータントの参加を待っているぞ pic.twitter.com/6HxeKxlY2o— ポート24 八事店 (@port24yagoto) 2017年3月7日
こんなゲーム全く知らんがな・・・
過去の黄金時代を守ろうとか、現代に残そうという事自体はすごく美しい事だし、先程も書きましたが、個人的にはすごく共感できます。
自分自身の楽しかった経験を現代でも再現するというのは、嬉しいしなによりも自分自身も楽しいです。
ただ、その反面、そうした過去の美しさを現代にも維持する事というのは、多分にコストが掛かることでもあります。
Watsonさんも、同じくですが、それを維持することには相応のコストが必要で、そのために幾つものハードルを乗り越えて、現在に至っているようです。
経営者の視点で考えると、そうした黄金時代を再現するコストを掛けるというのは、どれだけ正しいのか?という視点も持ってしまうんですよね・・・
正直にいえば、Watsonさんの行動に敬意を評し、素直に尊敬もできますが、自分が同じことができるか?と問われれば、決してできないと思うわけです。
同じ経営者として、羨ましいし、自分にはできないなーと感心し、その純粋さが自分にもあるのかな?といろいろと考えさせられるエントリーでした。
ワンプレイ25セントで、家賃6000ドルアップとか言われれた、自分なら心折れるよ・・・