格ゲー界の珍ニュース?「e-sports」の盛り上げには、水を差してしまった・・
先日、格闘ゲーム界隈で、ニュースになったのが、この話題。
ゲーム世界大会で優勝は“虚報” 朝日新聞、上毛新聞がそろっておわび 群馬県太田市の臨時職員が虚偽の内容で記者会見(1/2ページ) – 産経ニュース
ベッキー衝撃のヌード、日本経… …
まさに珍ニュースというかなんというか・・・
「残念」の一言につきますね・・・
格ゲー勢の反応が早すぎた
当初、ニュースで見て、「ふーん:と思っていたんですが、このニュースに対する格ゲー勢の反応は早かったですねぇ・・・
さすが、皆さん、普段からコンマ1秒の世界で技を競い合っている人なだけはあります(笑)
一応、全く「なんのことかサッパリわからん?」という人のために簡単に経緯を説明すると、
一般の方が、パリの格ゲー世界大会で優勝した。
優勝賞金は300万もしくは、次大会のシード権だったので、優勝者はシード権を選択した。
というニュースが流れた事に端を発します。
このニュースを見て、格ゲーに詳しい方たちは、
・そんな大会ってあったっけ?
大会の名前が、オータム○○大会(元々、○○大会という大規模なパリで行う大会は実在する)
賞金300万って、EVOより多い?(EVOは世界最大規模の格闘ゲーム大会です)
この人だれ?
対象となるゲームソフトは、格ゲー界では、ストリートファイターや鉄拳に次ぐ人気タイトルで、何度も新作が出ている作品。
その為、有名プレイヤーや強プレイヤーならある程度名前や顔が知られている。
と言う話でもちきりで、Twitterのタイムラインとか、いやでもこの話題であふれるという凄まじさでした。
ただ、その一方で、こうしたニュースに対して、冷静に、
・新聞が、大会が存在するかどうか?という事も調べずに掲載するわけがない
・誰であれ、強ければ優勝する事もできる。
などの意見も散見されました。
世の中広いから、もしかしたら我々が誰も知らないところでそんなことがあるのかもね〜?みたいな、淡い期待を抱いた人もいるんですが、木っ端みじんに打ち砕かれました(笑)
ニュースの発見から、話題になって、訂正されるまで、ちょっと仕事をしていたら、あっという間でしたねぇ・・・
マスコミから見た格闘ゲーム
調べれば調べる程に、「あかんやつや・・・」という情報が発見されて、残念な気持ちになること間違いないんですが、今回の件で考えたのが、
「権威ってスゴイね」
って話です。
この話は、例えば、本人の職場が市役所でなければ、絶対にここまで取り上げられることはなかっただろうなー、と思います。
例えば、我らがゲーセンのスタッフが、嘘でもホントでもいいんですけど、「○○の世界大会で優勝しました」みたいなニュースを積極的に、マスコミに流しにいったとしても、おそらく、「相手にされない」のが普通でしょう。
あえて言葉を選ばずにいえば、
「市職員が格闘ゲームの大会で優勝した」からニュースになって、その申告が事実としてとらえられ、挙句の果てに、「大会が実在するかどうかを調べることもなく、記事にする」
んでしょうね。
新聞社2社ほどが記事にして、1社は訂正と謝罪もしたようですが、もう1社はこっそりと削除して終了だそうで・・・
しかし、こうした事があると、今後「格闘ゲームを大手マスコミが扱う」ということに、確実に及び腰になりそうですね。
「e-sportsだ〜!」とか言ってる中で、盛り上げたい方々にとっては、逆風の案件となってしまい、「残念ですね」としか言いようのない案件ですね・・・
どこかのゲーセンが、「オータムフェス」とか銘打って、格ゲーの大会を開催して、「優勝したら次回シード権(開催するとは言ってない)か300万(円とは言ってない)」とか言い出す未来が見える・・・