「頭文字D Arcade Stage Zero」の商談会に行ってきた。定番商品の筐体を変える事の難しさ
8月下旬〜9月に入って、台風が続々とやってきております。
この9月というのは、実はゲーセン関連では新製品が最も登場する時期で、その理由は、
年度末に発売する新製品が一気に発表され始める
時期だからです。
なんで、年度末に新製品が集中するの?って言うのは、ぜひメーカーのIRに問い合わせてください。
なんでかなー、わかんないなー。
先日書いた、「電車でGO!」なんかも同じように、年度末発売を目指していると思いますが、間に合うかどうかの確信がない・・・ってイメージだと思います。
各社新製品商談会開催
取り敢えず、記事になっているので、コチラのセガ・プライベートショー 2016 オータムの情報はコチラから。
『頭文字D ARCADE STAGE』最新作を含む、セガの新アーケードゲームがお披露目。“セガ・プライベートショー 2016 オータム”リポート – ファミ通.com
セガ・プライベートショー 2016 オータム …
そして、プレスへ情報公開していないだけだと思いますが、同日に実は、「コナミ」の新製品商談会も開催されていました。
メダルゲームのバージョンアップがメインだったので、そもそもメダルゲームがないお店関係ないから、あまり大々的ではなかったです。
朝一で伺った事もあり、人は少なかったかな・・・
製品は、
・エターナルナイツ バージョンアップ
・フォーチュントリニティ バージョンアップ
・フィーチャープレミアム 新作
と、ほとんどがロケテも終了しており、話題となるような完全新作の発表!というのはありませんでした。
これについては、セガも頭文字DとUFO9じゃ同じですね。
個人的には、セガの「ジャングルヒーローズ」が面白かったです。
定番商品の筐体を変えるという投資の難しさ
頭文字Dは、以前こちらのエントリーでも紹介しました。
その時に、お世話になっている「バイヨン」さんのブログでも書かれていましたが、
新筐体じゃなくてもいい
という、ゲーセン側の意見について考えてみましょう。
まず、そもそもゲーム機を購入する(=投資する)という行為ですが、これは何のために行うか?というと、
新しいゲーム機を導入して、お客さんに遊んで貰い売上を上げる為
というのは、商売から見たら当たり前ですが、鉄則です。
それをアタマに入れた上で、現在、頭文字Dの様に定番商品となっている物に対して、追加で投資するというのは、
新たな売上を作るのではなく、売上の減衰を止めるもしくは、一時的にテコ入れする
というのが主な目的になります。
従量課金のない時代は、音ゲーも同じでしたが、ナンバリングが変更になる度に、曲が追加され一時的に売上が向上するというサイクルを繰り返していました。
そのナンバリング変更=バージョンアップを行うのに、ソフト費用を支払い投資を行うというのが通例です。
その際に、ゲーセンとして、
代金と、向上するであろう売上とを比較して、効果があれば投資、無ければ見送り
という判断をするわけです。
今回の頭文字Dについては、それが、ソフトではなくて、筐体を丸ごと交換するという話なんですが、ここで当然ポイントとなるのは、
筐体を丸ごと変更してどれくらい売上が上がるのか?
という話です。
先程言ったとおり、筐体代金と向上するであろう売上を比較する所からスタートするんですが、この費用対効果があまり高くないのではないか?という懸念から、「バージョンアップでいいじゃん」という意見が出てくるわけです。
その理由は当然、ソフトのバージョンアップよりも、筐体の変更の方が多額の投資が必要になるからで、そう言いたくなるバイヨンさんの気持ちはとても良くわかります。
そもそも、筐体を変更するというのは結構な金額が必要になるのですが、正直ドライブゲームの売上自体、今後爆発的に向上する可能性は限りなく低いと思っています。
そのような状況で、こうした筐体を丸ごと交換するような投資に踏み切るのは、なかなか勇気の要ることなんですよね。
ただ、ドライブゲームの定番品として、お店から無くすのも勇気の要る事だし、筐体がボロボロだから交換しないとダメというメーカーの気持ちもわからん事はないです。
個人的には、こうした投資自体が、「撤退戦」にしか見えないので、あまり積極的に取組たいと思わないんだよなー。
ブログがタダのグチになってしまった・・・