ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2014.07.24

Pay to Win?対戦を面白くするにはちょっと違うんじゃない?

昨日より、スターホース3の最新版「StarHorse3 Season3 CHASE THE WIND」が稼働いたしました!
今回も、メダルをガンガン消費する仕様なのは変わらなさそうです。
ハードユーザーは、すごいです。「メダル何十万枚、1日で消費した!」とか・・・

こんな記事を読んで思い出しました。

「バーチャルゲームの課金商法が現実世界のゲームをも侵食し始めた」海外の反応

Pay to Winってなに?

要は、お金を使えば使うほど強くなる仕組みです。
よくあるパターンだと、課金しないと使用できないアイテムがめちゃくちゃ強くて、そのアイテムがあれば、必ず勝てるという。
で、次のバージョンで、そのアイテムを上回る課金アイテムが発売されて、みんなそれを購入するという連鎖が起きるということですね。

先日、こんな経営者の発言が話題となりました。

カプコン 格闘ゲームの裾野拡大図る、遊びやすさ工夫

初心者を取り込むための苦肉の策として、採用するパターンですね。
メーカーとしては、ユーザーの裾野を広げたいという・・・

対人戦に魅力のあるゲームだと

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公式サイトより拝借しました。

初心者「既存ユーザーが強すぎて、対戦しても瞬殺されて面白く無いからやらない」

既存ユーザー「強い相手に頑張って勝とうとするから、ゲームが面白いんだ」

という相反する意見にはさまれます。

特に、上記の記事にあるような、伝統のシリーズ物(ストリートファイターシリーズ)で、対人戦に
魅力のあるゲームだと問題になります。
一人用で遊ぶゲームだと、いくら使って遊ぼうが自由ですから。

メーカーさんの調整次第で、意見は真っ向から割れます。
初心者に優遇するような調整をすると、上級者から批判を浴び、上級者向けのガチンコ勝負のみのゲーム性にすると、裾野が広がらないとして、受け入れられない。
と、我々ゲームセンター側も四苦八苦です。

また、Pay to Winに対して、「上級者がお金払って課金したらどうするの?」という根本的な問題があります。ゲームでいう「無双」ですね・・・

そこで、自分のレベルにあった相手(同じくらいの相手と戦いたかったり、強い人と戦いたかったり、様々)と対戦して楽しんでもらう。
というのが、最も理想的な解決方法とされています。

ネットワーク対戦の問題

対戦と一口に言っても、2パターンあると思います。
一つはネットワーク対戦。もう一つはリアル対戦。

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先ほどの、ゲームの調整と同じでほとんどのゲームのネットワーク対戦は、今までの戦績から推測して同じ位の相手を探し対戦する事がほとんどです。
(友人同士で対戦する場合は除く)
この場合に問題となるのが、「戦歴の偽り」ですね。
いるんですよね、初心者狩りを楽しむヤカラみたいなプレイヤーも。
そこで、考えました!これを取り入れたら、マッチング精度が向上するというアイデア!

それは、過去の対戦相手からの実力評価をマッチングに反映させる!というシステム

要は、対戦が終了と同時に、対戦相手の実力を5段階でも10段階でも評価してもらうというシステムです。戦績にその評価を加えれば、もう少し正確な実力評価になるのでは?
と考えたんですが、どうでしょう?
どこかですでに実装しているかもしれないので、あったらごめんなさい。
ただ、ゲームセンターのゲーム機にはまだ実装されてはいないと思います。

リアル対戦に果たすゲーセンの役割は大きいはず

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こちらが本題。
昔から思うことですが、リアル対戦においてゲーセンの果たす役割は大きいです。
対戦相手の顔が見える状態で、対戦してもらい楽しさを味わってもらうために、

・対戦環境の整備(要はゲーム機のメンテナンス)
・店内環境の整備(対戦で負けて、リアルファイトにならないように雰囲気作り)
・イベント(レベル別の大会、定額で参加できる対戦イベント)

などなど、ざっと思いつくだけでも、イロイロあります。
そう考えると、対等な対戦環境を整備するという、重大な役目を担っているんだな、と改めて実感する次第です。

また、リアルな対戦には、ある程度の直接コミュニケーションが不可欠です。
その意味でも、店舗を介してプレイヤー同士のコミュニケーションも促進できるような運営を行う。

というのが、PAY TO WINがなくても、初心者の裾野も広げつつ、上級者を満足させる環境作りではないか?という自己反省も込めつつ、今日はおしまいです。

役に立つと思って、昔作ったやつです。

VSアプリ!ゲーセンで対戦相手を探そう!

【追記】Play to WinじゃなくてPay to Winでした。ごめんなさい!修正