最後のJAEPOネタです。
まだあるのか！と思われるかと思いますが、お付き合いください。

最後は、アーケードゲームに新規？参入の、「バイキング社」の製品についてです。
あらためて、発表になった作品はこちら。

『マジシャンズデッド』バイキングが自社でリリースする新作アーケードタイトルは非接触型モーションセンサーで直感的な操作が使用！ – ファミ通.com

非接触センサーによる操作ということで、ゲーセン初のインターフェースを採用しており、実際のデモンストレーションでも、実際に腕や指の動きで、画面上と動きがシンクロしていました。
なかなか面白い操作で、直感的に操作出来そうです。

発売されれば恐らく世界初？

この非接触センター自体は、スゴく目新しいものではありません。
既存の製品で、一般的に手に入る装置の「LEAP MOTION」を採用しています。

一般の小売もしていますので、興味のある方は購入してみてはいかがでしょうか？

手や指の動きで立体的に操作できる「Leap Motion」でシューティングゲームなどをプレイしてみました – GIGAZINE

実際に2013年のエントリーで、上記のようにレポートされています。
もう3年も前なんですね。

こうした独特の操作性もさることながら、相変わらずの世界観やキャラの作り込みなどはガンスリンガーに続きよく出来ているので、期待できます。
でも、腕を上げ続けてプレイするのは疲れそうなんですよね・・・
この辺りは、商談会でプレイさせてもらって、確認するしかないかな・・・

汎用筐体とシステムを使ったビジネスモデル

ゲーム自体もさることながら、ゲーセン経営者としてより気になるのが、こちらです。

バイキングがアーケード用ゲームダウンロードサービスの新プラットフォーム“BNAS（仮）”を発表！【JAEPO 2016】 – ファミ通.com

タイトーが販売することになると思われるので、確認したところ、

「汎用筐体も使えるようなシステムを考えている」

との話でした。
タイトーが販売する汎用筐体といえば、VIEWLIX筐体です。

この筐体を使用して、モーションセンサーと基板を購入すれば稼働できるシステムであれば、確かに費用負担は少なく済むのでありがたい話です。
使用するネットワークもNESYSなので、この費用負担も特に必要ないので、非常にありがたいです。
かなりの台数が一斉に稼働するのではないでしょうか？

開発者のモチベーションが向上する仕組み

こうしたシステムが稼働して良い部分は、

「開発した会社が直接インカムを見ながら次の手が打てる」

事にあります。
最初に引用した、尾畑社長のインタビューにありますが、

――ではもし、ほかのメーカーさんが、このプラットフォームに参入したいというお話があれば……？

尾畑　もちろん、喜んでお受けいたします！　この形は、SNKさんがやっていたNEOGEOにも近い形態になると思います。ただ、当時とはハードのスペックやオンライン環境などが異なりますし、いまはさまざまなマネタイズもありますから、同じような形態を目指しながらも、できることは幅広いと思うんですよ。

昔のNEOGEOは、家庭用ゲームと同じく、ソフトをゲーセンに購入してもらうビジネスだったので、その後のインカム等は、メーカーとして把握できない仕組みでした。
それが、ネットワークに繋がることで、ほぼリアルタイムにインカムが補足できるので、バージョンアップやイベントなどの施策を売上を確認しながら進められる事がメリットに挙げられます。

また、ネットワーク課金となれば、それに加えて、施策によって上がった売上がダイレクトに開発元の収入となるのも開発者のモチベーションに繋がります。
他のメーカーでも、

売り切りのビジネスモデルよりも、従量課金のビジネスモデルのほうが開発者のモチベーションが高い

という話は耳にします。
まだまだ、ビジネスの仕組みの全貌はわかりませんが、ソフト開発に定評のある会社だけに期待は高まりますね。

最後に、ゲーセン経営者としてバイキング社にリクエストするならば、

第2弾第3弾の計画はあるのであれば、大まかで良いのでロードマップを出してほしい。

ということです。
どれ位のスパンでソフトをリリースするんだろう？というのは気になりますし、自社店舗への席数などを考える時に、少し長い目で考えられると、ありがたいなぁと個人的に思います。
VIEWLIX筐体の数の増減とか考えないといけなくなりそうで・・・
ひょっとしたら、ストリートファイター5とか発売もあるかもしれないし。

『ストリートファイターV』開発陣がアーケードモード実装を検討中―海外メディア報告 | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

商談会やるっていうから、聞いてみればいいんだけどね・・・