ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2015.12.17

風営の申請について、体験者が語ってみる

警察

同じ風俗営業者として、最近注目しているニュースがコチラ。

「パチンコ釘問題」を世界で最も判り易く説明してみる (1/2)

かなりの騒動になっているという事で、ゲーセンに来るパチンコ好きな方も「どうなるんだろうね〜」なんて話題にしたりします。
内容については、まさに上記の引用のリンク先がスゴく為になるので、興味がある方は読んでみてください。

パチンコ店もゲーセンも申請については同じ

現在の法律では、パチンコ店もゲームセンターも同じ風俗営業として、警察に許可申請を行い、許可をもらってから、営業を開始するというルールは同じです。
違う部分は、

パチンコ店 : 7号営業
ゲーセン : 8号営業

という、違いだけ。
警察に許可申請をする時の書式や手順は多少異なりますが、ほぼおなじと考えて結構です。
こちらの申請ですが、行政書士に一任する場合も結構多いです。
試しに、googleで「風営 行政書士」で検索すると、

風営 行政書士   Google 検索

沢山でてきますねー。
こうした風俗営業申請を専門にしている行政書士さんというのも、少なからず存在しており、ニーズがあるということでしょう。

風俗営業の許可申請手続

申請は各県で管理されていますので、各県ごとに多少の書式やルールの違いなどありますが、上記は愛知の風営申請です。
愛知県内で風俗営業を営もうという方はコチラのリンクを参照してください。

最初の失敗

申請

この風営申請ですが、行政書士さんに依頼するパターンもありますし、個人営業者だと、自分で行う方もいます。
ポート24でも、昔は行政書士さんに依頼したこともありますが、ゲーセン不況を受けて、現在は自分達で申請しています。
大規模な店舗の改修でもない限りは、ゲーセンの場合はゲーム機の変更だけなので、難しくないんです。

本当にこの業界にはいって間もないころ(約10年前)に、「変更届だしておいて」と依頼された時に、表紙だけ持って行って、担当さんが「これだけじゃだめだよー」と優しく教えてくれたのが良い思い出です。
周囲の方に話をしたら、「勇気ありすぎ!」と言われました。
今考えると、担当官次第では「そんなことも知らんのか!」と怒鳴られてもおかしく無かった事例ですので、優しい人で良かった!

その他にも、書類を間違えたことも何度もありますし、手続きが間違っていたことも何度もあります。
イヤホント、いつもお手数掛けてスミマセン・・・

失敗しないように

最初に引用した記事の中で、対談の内容が色々でてきます。
内容的に興味があったので、私も見ていました。

【参照】真夜中のニャーゴ アーカイブ
http://www.houdoukyoku.jp/pc/archive/

一部ネタバレみたいになってしまいますが、放送を見ているなかで、「そうそう」と思ったのが、

「ナンダカンダ言っても、現役の判断が重視される」

といった内容です。
これは、なんとなーく、「世間の風潮的に、OBが〜〜とか、天下りが〜〜とかあるように見えるかもしれないけど、そうではなく、現役で働いている人間の判断が最も重要なんだよね」という話の文脈です。

風営申請を実際に行った事がある人なら経験があると思うのですが、間違いないですね。
特に私のように、様々な所轄に風営申請を自分で行った事がある人は、経験があると思うのですが、

「所轄の担当官が基本」

です。
実際の店舗を巡回にくるのも、所轄の担当さんですし、風営の書類を渡すのも所轄の担当さんです。
この担当官を差し置いて、なにができるってものではないんです。
基本的には法律の内容に沿った判断をおこなうわけですが、実際に店舗を見て判断するのは所轄の担当さんなんですね。
そういった意味でも、現役というか現場の担当官が最強なんだよなー、と思うわけです。

以前書いた、こちらのエントリーでも書きましたが、

24時間営業できるゲーセンとそうでないゲーセンの違いをまとめてみた

「〇〇店がこうだから、自分もOKだろう」
「☓☓店がやってれば、自分もできる」
「最近ネットでこういう話が流れてるから、こうだろう」

などと、勝手に判断すると、所轄の方から注意を受ける可能性があります。
警察の方からよくお話いただくのは、

「事前に相談に来てください」

という事なので、実行する前に所轄の担当さんに相談に行くのが、最も良い方法だと思われます。
警察に自分から電話して、アポをとったりするのは、若干気が引けますが、相談すれば、教えてくれるので、最終的に一番簡単に物事が進みます。
時には、最初に引用した記事のように、業界全体を震撼させるような問題も発生して、「あーでもないこーでもない」という話が出ることがあり、そうした場合でも、現場からみると「雲の上の世界の話」であって、いつかは大きな方針変更があるんだと思いますが、基本は所轄とのやり取りになるんですよね。

「事件は現場でおきてんだ!」

ってやつですね。