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2015.12.09

太鼓の達人公式マイバチが登場!ゲーセンとしては賛成です

最近のゲーセンの中で、ゲーセン代表といっても過言ではない位の存在になりつつあるのが、「太鼓の達人」シリーズです。

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もう間もなく、新バージョンの「ホワイトVer」が稼働開始です←さり気なくアピール。

長年の「マイバチ」問題に終止符が?

そんな大人気の太鼓の達人ですが、「マイバチ」というものがあるのをご存知でしょうか?

マイバチ   Google 検索

沢山写真が出てきます。

Amazonでも販売するくらいなので、割合売れるんですねぇ・・・
こんな風にドラムスティックのように、先端が細くなっています。
それに対して、ゲーム機に標準装備されているバチを「ハウスバチ」と呼びます。

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大きな違いは、

・ハウスバチの方が重い
・マイバチは先端が細くなっている

などの違いがあります。
この違いによって、取り扱いが簡単になり、連打がしやすかったり、素早く叩けるなどのメリットがあるようです。

ただこの「マイバチ」ですが、公式には「使用不可」となっております。

IMG_1344

よくある注意書きですが、標準に備え付けている物以外は使用しないでください、という内容の表示が画面にも表示されます。

メーカーの想定外での利用は全て不可

基本的にどんなゲーム機でも同じですが、「メーカーの想定外の利用方法は全て不可」というのが基本です。
太鼓の達人についても、例えば、マイバチを使用することで、

「折れたバチが飛んで行って他のお客さんにあたる」
「マイバチを使用することで、ゲーム機が壊れる」

などの状況にたいして、メーカーは全く予期していないので、基本的に禁止しています。
そういった事情もありつつも、この「マイバチ」は、世の中にかなりの数が出まわっており、使用するユーザーの数も相当数存在します。
それに、積極的にマイバチを使用しているお客さんに対して、「ウチの店、マイバチ禁止なんでスミマセン」と声を掛けるようなゲーセンはあまり見ないですね。
平たく言うと、

「非公式ながら、相当数のユーザーがおり、市民権を得ている状態」

でした。

マイバチを容認する流れ

長らくそんな状態が続いておりましたが、この度、こんなロケテが行われておりました。

ロケテスト段階ですが、ついに公式のマイバチが誕生したという事です。
ということは、「公式にマイバチの存在が認められた」と言っても過言ではないでしょう。
マイバチ派のユーザーにとっては朗報でしょう。
ただ、ツイートに対する反応に見られるように、「ハウスバチ」派のユーザーにとっては、両手を挙げて賛成とはいかなそうです。

懸念その1:公式大会のルール策定

現在は、太鼓の達人の公式大会では、備え付けのハウスバチの使用のみが認められています。
メーカーが使用のOKをだしているのが、ゲーム機標準のハウスバチなので、当たり前です。
この状況に対して、メーカーが公式に「マイバチ」を提供すると、「マイバチ」と「ハウスバチ」でゲームの難易度が変わってしまい、公平な大会にならないのではないか?という危惧があります。

当然そんな状況にならないよう、メーカーはルールや難易度を設定すると思いますが、どんなカタチで収まるか?がまだ未定です。
マイバチユーザーと、ハウスバチユーザーで分けて大会を行うとか、かなり現実的ですけどね・・・

懸念その2:難易度の向上に拍車

取り回しのしやすい、マイバチが公式に発売されると。

楽曲の難易度がさらに上がるのでは?

という懸念もあるようです。
簡単にいうと、「マイバチ」じゃないとクリアできない譜面が出てこないか?って話ですね。
個人的には、いつかは誰かが攻略するからいいんじゃないか?と思うんですけどね。
その時点では、

「誰もクリアできない楽曲」

が、いつか攻略されて、「スゲー!」ってなるのが、今までのゲームの歴史ですから。
他の音ゲーでも「絶対に無理」と思われていたものが、長年かけてクリアされる事は多々あるので、それも含めてゲーム性だと思います。
ユーザーにとって良いか悪いかはわかりませんが・・・

と、様々な懸念がありますが、ゲーセン目線では基本的に公式マイバチの採用は「賛成」です。

ハウスバチと同じくゲーセン側が機械に標準設置

安全第一

まず、ユーザーに費用負担があるのでは?という話もありますが、基本的には、公式マイバチが発売されると、ゲーセンは基本的に「標準で設置」することになると思います。
既に、マイバチの貸出サービスを行ったりしていますが、基本的に公式の物があれば、それをゲーム機に標準設置するでしょう。
こうすることで、「ユーザーが使用したい方をその場で選べる」ので、最もゲーセンとしては望ましいですね。
それに加えてなんといっても、

「安全性」

がメーカー公式のものだと段違いです。
現在のメーカーの中でも、バンダイナムコはゲーム機の安全性に関して、恐らくダントツに配慮してゲーム機を制作されています。
バンダイの玩具などの基準に合わせると、自ずと安全性は上がるらしいという噂を聞いたことがあります。
ですので、公式マイバチに関しても、かなりのテストや安全性の確認を行った上で発表していると思います。
上記のAmazonで販売のマイバチなども、大きく否定するわけではありませんが、やっぱりメーカー公式の安心感があるので、販売されたらそちらを採用すると思います。

ただ、安全性を高めた結果、「1万円近くします」とかの価格帯になると・・・キツイな・・・