アーケードゲームのみならず、ブームっていうのは、どんな物でもあるとおもいます。
アーケードゲームのブームといえば、イロイロありましたが、UFOキャッチャーやプリクラといったところでしょう。
ゲーセンでも色んなブームに乗っかって、景品がでたり、ゲームが出たりするわけですが、ゲーセンとして乗っかりやすいのは、「キャラ物」のブームです。

こんなキャラが流行った事もあったなぁ。
昨年だと、「妖怪ウォッチ」と、「アナと雪の女王」がブームでした。
こうしたブームの有る無しで、お店の売上が明らかに異なるので、ゲーセン業界の人はそうしたブームに世の中の人よりも敏感な人が多いのでは？と思います。

初音ミクという存在

そんな様々なブームが生まれては消えていくのですが、今でも落ち着いたとはいえ安定した人気があるのが、「初音ミク」関連です。
ゲーセンの場合は、「初音ミク　Project DIVA Arcade」というゲーム機があり、それ以外にも、景品で様々なグッズが続々と発売されています。

これはゲーム機の公式サイト。

初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone 公式サイト

コチラは景品。

セガプライズ公式サイト [SPM] SUPER PREMIUM　ブランド 特集ページ

ゲーセンで、初音ミクが発売される時既に、「おせーよ」とか言われたものでしたが、実に2010年の稼働開始から5年も経つんですね。
それでも安定して稼働しているのが大した物です。

このように我々ゲームに携わる人間にとっては、「初音ミク」というのは、実に息の長いキャラとなっており、特段珍しいものでもないですし、かなり高い認知度を誇っています。
そんな初音ミクですが、こんなニュースが流れてきました。

初音ミク、10時間生放送『MステウルトラFES』に出演　3DCG担当は『Project DIVA』開発チーム – Real Sound｜リアルサウンド

国民的歌番組に初音ミクが登場するとは・・・時代を感じます。
ちなみに、初音ミク自体は今までライブも何度も開催されているので、特段不安もないんですが、初めて見る人はビックリするかもしれません。

テレビに登場する効果は高いのでは？

アーケードゲームからみて、テレビというのは今までは広告としてあまり活用されてきませんでした。
ただ最近はやはり、未だ見ぬお客さんにゲームを届けるという意味で、逆にテレビが見直されています。
最近だと、「太鼓の達人」がジャニーズの大倉くん効果で、かなり盛り上がりました。

関ジャニ∞大倉忠義“太鼓の達人”悲願の勝利　有終の美で「仕分け」に幕 – モデルプレス

実際に、太鼓の達人も、かなりのロングセラーでどちらかと言えば古いゲームなんですが、こうしてテレビの企画で取り上げられる事で、売上的にかなり盛り返し、なによりも、若い世代（特に小中学生）に対してかなりのアピールになり、ゲームの認知度もかなり上がったように思います。

アーケードの世界に於いてもこうした実績も出ている上に、同じゲームで分野は異なりますが、

ゲームアプリのダウンロード理由、テレビCMがスマートフォン広告を逆転【MMD研究所調査】：MarkeZine（マーケジン）

こうした調査結果も出ています。

このことから推測すると、今回テレビの歌番組に初音ミクが登場すると、改めて一般の方に認知される可能性は高いんじゃないかなー、と勝手に思っています。

未だ見ぬお客さんにいかに届けるか？

どんなビジネスでも対消費者に行っているビジネスの場合、

「未だ見ぬお客さんにいかに情報を届けるか？」

と言うのは、永遠の課題です。
今は全く知らないもしくは興味がなくても、何らかのキッカケで商品に触れればそこからハマってくれるかもしれない・・・と考えて様々な告知をしたり、情報を拡散したりと、アレコレ手を尽くすわけです。
以前も書きましたが、テレビで有名なアーティストが自宅にアーケードゲームを置いて居るという話題が出たんですが、

アーケードゲームを自宅に置くのはお得？GACKTの例(イニシャルD)で考えてみた

メーカーもオペレーターも、そういった条件を活かすでもなく終わってしまった（お客さんと、ファンの客層が異なりすぎたという指摘もあります）ので、今回は何とか便乗してアピールしたいですね。