ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2015.09.08

ゲーム開発者がアーケードに興味をなくしてる?もうチョット興味がある人もいると思うよ

プログラム

こうして皆さんが見ている、ブログもそうなんですが、最近はこうやってネットを介して、色んな方と直接お話しする機会が増えています。
このブログで書く内容も同じですが、今までは業界関係者しか知り得なかった情報でも、簡単に知ることができたり、直接聞いたりすることができるので、時代は変わったなーと思う次第です。

特にゲーム関連で考えると、有名なプロデューサーや開発者が直接ユーザーと会話したりすることができる世の中になっています。
以前書いたコチラでも、同じですが、有名な方なら、それこそユーザーから直接資金を集めたりできるというのは、ある種革命的ですね。
そうした時代背景もあってか、ゲームの開発者で有名な方というのが増えています。
例えば、

キャラクターはアップデートで追加! 『鉄拳7』正式稼動を記念して、プロジェクトディレクター原田勝弘氏にインタビュー(1/3) – ファミ通.com

アーケードゲーム界では有名な鉄拳の原田プロデューサーです。
Twitterで、ユーザーの疑問や質問に気軽に応えてくれるイメージがあります。

スクエニでは、こちらのお三方。

アーケードに注力するスクウェア・エニックスの思惑とは? 柴×門井×丹沢プロデューサーが語る,ゲームセンターの今とコミュニティの未来 – 4Gamer.net

イベント等があれば、直接ユーザーの前で発言されることも多い方たちですね。
スクエニさんの場合は、こうしたプロデューサーの立場の方が直接話をする機会が多いですね。

チョット毛色は異なりますが、この人もある意味有名ですね。

【前編】セガゲームス/セガ・インタラクティブ 名越 稔洋さん

こんな風貌で取締役なんだから、セガの自由な社風ってのはあるんでしょうね。

こんな風に、有名タイトルには有名開発者がいる!ような流れになっていますが、その裏にはもっと沢山の開発者がいるんですよね、本当は。
ただ、こうして世間のスポットライトを浴びる人はマダマダ少ないわけです。

ゲーム開発者へのアンケートの衝撃的結果

こうした注目を浴びる方以外でもゲームの開発者は沢山いるわけで、それこそアーケードに限らずでいえば、物凄い人数なんですが、面白い調査結果があります。

ゲーム1本の開発期間は平均16ヶ月、開発者の38%が据置機に携わりたいと思っている…CEDECのゲーム開発者調査が公開 | インサイド

イロイロと非常に興味深いんですが、個人的に残念な部分は、

■現在、どのようなプラットフォームに携わっていますか。(有効回答数:207)
・据置型ゲーム機 27.1%
・携帯型ゲーム機 20.8%
・携帯電話 5.3%
・スマートフォン 45.9%
・タブレット 18.4%
・PC 18.8%
・業務用ゲーム機 10.1%
・ウェアラブル・スマート端末 1.9%
・その他 2.4%

■今後、どのようなプラットフォームに携わりたいと思いますか。(有効回答数:168)
・据置型ゲーム機 38.1%
・携帯型ゲーム機 11.3%
・携帯電話 2.4%
・スマートフォン 28.6%
・タブレット 0.6%
・PC 6.5%
・業務用ゲーム機 3.0%
・ウェアラブル・スマート端末 6.0%
・その他 3.6%

業務用ゲーム機人気無いな・・・
開発する方が、意欲が無いとなんともならないので、是非挽回して欲しいなーと思うわけですが、どうなんでしょう・・・

業務用ゲームに携わっている人はもっと多い

この結果を見て思い出した事もあるんですが、

「業務用ゲームに関わっている人はもっと多いんではないか?」

という推測をしています。
公式サイトでは、

本調査は、商業ゲーム開発に携わっている方を対象としております。
例えば、プロデューサー、ディレクター、プログラマー、グラフィッカー、テクニカルアーティスト、プランナー・ゲームデザイナー、シナリオライター、サウンド、サーバ・ネットワーク運営エンジニア、データアナリスト、QA(品質保証)、テスター・デバッガー、ローカライズに携われている方です。

この様に対象者を列挙していますが、どちらかと言えば、ソフト開発面の方が多い印象です。

そういえばと思い出したんですが、以前某社の企画で、開発者が直接ゲーセンに意見を聞きに来る企画が有ったんですが、その際には3名の方がいらっしゃいました。
1人は、プロデューサー、もう1人は、メカトロニクスの担当、もう1人は、基板の担当ということでした。
そう考えると、

業務用ゲームの開発はハード面の開発もある

エンジニア

という部分では、実際にこの調査よりも関わっている人は多そうだと思うわけです。
例えば、UFOキャッチャーとかはソフト面の人材よりも、デザインとかメカトロニクスの開発の方が優先されますし、メダルゲームだと、スターホースみたいなタイトルは別ですが、プッシャーゲームなんかはメカトロの集合体みたいな部分もあります。
ですので、実際には、もうチョット人数もいるんじゃないか?と思うんですが、どうでしょう。

そうはいっても

とはいえ、やはり現在業務用ゲームに関わっている人が10%位いる中で、今後興味がある人が3%と、減ってしまうのは残念です。
ゲーセン側は、発売されたゲーム機に対して、最大限それを活用するような運営をすることはできますが、肝心の開発者がいなくなってしまっては、元も子もありませんから・・・
とあるメーカーの人間が言っていましたが、「突き詰めて考えると、コントローラーとかそういった制約が一切なく、本当に「こういうゲームが作れたら!」って考えて作れるのってアーケードゲームだけなんだよね」とは言っていました。
流行るかどうかとか、予算的に作れるかどうかは別ですが、「確かに」とは思います。
ただ開発者が自由自在に作ったら、ゲーセンは購入できるのか?って言うほど開発費が掛かりそうですけどね・・・