昨日から「艦これアーケード」のロケテストが始まっております。
私の知っている業界関係者はことごとく落選しているのですが、よっぽどの狭き門みたいですね。
チョコチョコとネットでもカードのデザインがアップされたり、ザックリした報告がアップされていたりします。
こんなレポートが早速出ておりました。

『艦これアーケード』のロケテストがスタートしたので、体験者に感想を聞いてみた

以前、私も「艦これアーケード」の予想をしてみましたが、ハズレのようですね・・・
筐体は、COJなどの汎用筐体のようで、カードベンダーが横に付いていると。
ということは、カードベンダーはヒーローバンク等で使用したタイプ（印刷タイプ）の可能性もあります。
各店舗多い所で2席、場合によっては1席など、ProjectDIVA位の店舗への設置台数になると思われますが、あとはJAEPOで確認するとしよう。

「鉄拳7」がEVO2015の種目に選ばれた

さて、国内ではアーケードの話題は「艦これ」でもちきりですが、いよいよ来月から鉄拳7が稼働します。

鉄拳7公式ページ

待ち望んでいる方も多いでしょう。
そんな中、なんと！EVO2015の種目に鉄拳7が選出されました！
とりあえず、「EVOってなんだ？」という方はこちらへ。

通常ならば、ありえない状態での、選出ということで、原田プロデューサーもこんな風に述べております。

しかしあれだな、稼働していないとかまだ発売されていない、というのはともかくとしても、 「今まさしく開発中で終ロムも出してないタイトル」がEVOにエントリーされるってのも前代未聞だな。 国内はゲーセンがあるけど、予選までに海外でも遊んでもらえるイベントや環境を用意しないとなあ。

— Katsuhiro Harada (@Harada_TEKKEN) 2015, 1月 21

という事です。

原田プロデューサーの発言から

原田プロデューサーの開発というのが、どこまでの範囲を指すのか？によって話が異なると思いますが、終ロムも出してないということで、今後2月よりゲーセンで稼働する、「鉄拳7」には開発中の要素が多々あるという事になります。
それが、ゲーム性のバランス調整なのか、新キャラの追加なのかはわかりませんが、実際にゲーセンで稼働させたあとの調整がこれから入ってくるという事だと思います。
現在発表されている要素よりも、はるかに沢山の要素を加えますよ！という宣言にも取れます。
そして、開発中ということであれば、直近の2〜3ヶ月で行うような要素ではなく、もう少し長い目で見て（稼働1年後とか）手を加えていきますよ〜、という意味で捉えると、ゲーセンサイドからすると、非常にありがたい発言です。

そして、もう一つの発言。
国内は鉄拳7がゲーセンで稼働するからいいけど、海外勢は鉄拳7に触れることができないからなにかしないと！とおっしゃってます。
こちらも気になる発言ですね。
私には、鉄拳7がどれほど以前の鉄拳6やTAG2のシステムを踏襲しているのかが、詳しくわかっていませんが、超一流のプレイヤーとなれば、旧来のタイトルをやりこんだ「貯金」で何とか戦えるものなんでしょうか？
この辺りは、実際にお客さんやロケテでプレイしたユーザーに聞いてみたいですね。
ただ、国内勢はゲーセンでやりこめば、有利な状況は変わりないと思うので、ぜひ日本人に優勝してほしいですね。

ゲーセンに与える影響を考える

その辺りも踏まえて、ポジティブに考えた場合と、ネガティブに考えた場合の2つのシナリオを考えてみました。
こんな風にゲーセンに影響したらいいなぁ、というのとこんな風になったら嫌だなぁの2つです。
カツオ君みたいだな・・・

ポジティブシナリオ

鉄拳7は全世界で当然、日本のゲーセンでしか稼働していない。
そのため、海外勢は日本へ来て練習する以外に方法がなく、日本のゲーセンでプレイするようになる。
タイミングよく日本は円安なので、観光目的も踏まえ、ゲーセンに遊びにくる海外のお客さんが増える。

というのが、ポジティブに考えた結果です。
まぁ、我々のような地方で営業しているゲーセンにとってはあまり関係ないですが、秋葉原や大阪の日本橋などのエリアでは、そんな光景が目立つかもしれません。
ゲーセンがまさかの、インバウンド！

ネガティブシナリオ

日本国内に向けては春先からのゲーセンのみでの稼働！
しかし、海外では、先行して家庭用のゲームソフトを発売！
国内のやりこみ勢も、海外版家庭用鉄拳７を手に入れて、ゲーセンから鉄拳７プレイヤーがEVO前後を境に消える・・・

こうした家庭用への移植が確実なタイトルの場合、最近はメーカーが「〇〇期間は、家庭用は発売しませんので安心してください」とゲーセンに商談会の時、それとなーく説明するのが通例です。
実際に、その指定した期間は家庭用の発売もされないのですが、海外版を先行して発売して、海外のプレイヤーに応えるという方策を取る場合もあります。
そしてやりこみたいユーザーは、あれやこれやの手を尽くして？（海外版のアカウントとったり、海外のAMAZONで注文したり）、海外版のソフトを手に入れ、自宅でじっくりやり込む・・・
となる可能性も、逆にEVO2015のタイトルに選ばれた事でありえるかもしれません。

どちらにしても、ユーザーもゲーセンも「鉄拳7」の今後の動向が気になる所です！