ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター

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2015.01.04

「ゲーム実況が流行るのは当たり前」という記事を読んだ

こんにちは。
本日1月4日は、お正月休み最終日という方も多いと思います。
1月5日まで休みという方も、いらっしゃるみたいですが、ほとんどの方は明日より仕事ということで、お正月休みボケ真っ最中かと思います。
ゲーセンの今年のお正月は、お正月としての期間がスゴく短かったですね。
通常だと、大体5日〜6日くらいまでは、お正月休みが続くので、お年玉を持った子どもたちが来る期間も長いのですが、今年はその期間も短かったですね。
来週の成人式の3連休に、期待することにしましょう。

ゲーム実況が流行る理由

さてさて、年末の話ですが、こちらの記事を読みました。

ゲーム実況動画が流行るのは当たり前だよねという話

なるほどなーと、ゲーム業界に身をおきながらも思ったのですが、その理由を簡単に説明してくれています。

というわけで、なぜゲーム実況がこんなに流行るのか?ですが、毎回説明している方法があります。それは、「野球だってそうじゃないですかー」です。

多くのゲームにおいて、「実際にプレイする」人よりも「そのプレイを見て楽しむ」ほうが人数が多いのです。当たり前ですね。

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この説明に、「なるほど」と感心してしまいました。
ゲーム業界以外の方に教えられる事って多いなぁ、と改めて思った次第です。
正直、ゲームをプレイしてもらって商売している我々ゲーセン業界の人間から考えると、ゲーム実況が流行る事は、なんとなく理解できているんです。
動画を撮りたいです!というお客さんの要望があったりするので、なんとなく人がやっている所が見たいんだろうな〜。
位にしか思っていなかったんですが、非常に明快な説明で、なるほどと思いました。

だから、ゲーセンもゲームさせるだけじゃなくて、実況とか録画とかに対応しなきゃいかんよなー、って話につながるのですが、何度か書いているので、その辺りはこちらです。

「して」楽しむ人より、「見て」楽しむ人の方が多くて当たり前?

上記のエントリーを読んで、説明に「なるほど」、と思ったものの若干の違和感を感じました。

例えば、

今夜もドル箱V

いわゆるパチンコをしている所を見せる番組ですね。
実況としての腕とか、芸能人がアレだからとかそういう要素は一切省いて考えて、ユーザーの数で見てみましょう。

公益財団法人 日本生産性本部は8月4日、レジャー白書2014を発表し、2013年におけるパチンコ参加人口は前の年から140万人減った970万人だったことを明らかにした。

レジャー白書におけるパチンコ参加人口は、2011年に410万人の大幅減で1,260万人になり、統計をとって以来の最低値を記録。翌12年にはさらに150万人減の1,110万人に落ち込んだのに続き、今回、大台を割って3年連続で最低値を更新した。約3,000万人の参加人口があった昭和から平成の初め頃にかけてのピーク時と比べると、約3分の1にまで落ち込んだことで、ファンの裾野を広げることを課題にしている業界にとって、かなりショッキングな結果になった。

最初のエントリーの流れで考えれば、こういった番組は遊戯人口から考えてもっと流行ってもいいんじゃないかな?

ゲーセン業界でも、ラウ◯ド1さんの肝いりで、こんな番組があったんですけどね。

ブラックミリオン

いつの間にか終了していました。
リアルタイムで見ていた人に話を聞いた所、
「最初は様々なゲームにも挑戦していたんだけど、最終的には、カラオケとかボーリング大会になってたよ。」
とのお話。
難しいですね。

ですので、遊戯人口が多ければ、やって楽しむより見て楽しむ人が多いはず→だからゲーム実況も流行る。
と言うのはチョット難しい気もします。

プレイしている所を見せればいいってもんじゃない

最初のエントリーから感じた違和感は、「プレイしている所を見せればいいってもんじゃない」
という事になると思います。

ゲーム実況といっても、沢山のジャンルがあるし、様々なパターンがあると思います。
ネタ系、攻略系、神業系などなど。
野球やサッカーでも、好プレー珍プレー集だったり、神業ゴールだったり、そういった一部分だったり、ワールドカップやWBCなどのイベントだったりすれば見る人は多いと思います。
そういう意味では、スゴく馬鹿馬鹿しいプレイだったり、神業のようなプレイだったり、ルールとかイマイチわかんなくても「スゲー!」とか、「面白い!」とか思ってもらえる内容が伴っているから、流行っているんだと思います。

そういう意味で、ゲーム実況が流行っている要素として、個人的には、「過去のゲーマー達が築いた遺産」があると思います。
昔の単純なゲームをとことん遊びつくす為にどうするか?を過去のゲーマー達はやりこんでましたからね・・・

・スコアカンスト(9999999点の様に、これ以上表示できない得点にする)
・制限プレイ(ジャンプ禁止とか、アイテム禁止とか、最弱キャラプレイとか)

というような過去のゲーマーが、「1つのタイトルを遊びつくすために考えぬいたアイデア」がある程度現在のゲーム実況の興隆につながっていると思います。
下らないことを一生懸命してると言えばそれまでですが、そんなことが陽の目を浴びる時代が来るとは!
下らないことを一生懸命やっているのが面白いんだ!って、有名な人が言ってたのを思い出しました。