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2014.12.07

ゲーセンには存在しないはず・・・ゲームのチート問題

こんにちは。

本日は、ゲーセンにはまずないと言ってもいい、チートについての話題です。

ソーシャルゲーム時代の“チート”行為は深刻なユーザー離れをもたらすか?

ゲーセンでは、チートという行為はまずないんですが、メーカーによるチートまがいのバランス調整はある!と熱心なユーザーは言いますね。
ウイ◯レで、連勝しまくると、選手がありえない動きをして、負けさせるとか。
都市伝説のようですが、熱心なお客さんは、その存在を信じて疑いません・・・

チートとはなにか?

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日本では狭義に、オンラインゲームにおいてゲームを優位に進めるため、制作者の意図しない動作をさせる不正行為を指す。一般には改造ツールなどを使用して、主としてメモリエリアに細工するなどの手法で、データを改変する行為がチートとして知られる。

wikipedeiaより

知らない方もいるかもしれませんので、チートについての説明はwikipediaを引用させてもらいました。
簡単にいうと、ステータスとかアイテムの数とか、ゲームのデータを、製作者の意図しない範囲で変更してしまう、ということです。

「ゲームタイトル チート」なんて検索をgoogleで行うと、わんさかわんさか結果が出てくるわけです。
そして、このチートというのが、有名なゲームであればあるほど、情報が拡散されやすく、解析されやすいという負の側面を持っています。
パズ◯ラやモン◯トのように、超有名ゲームになればなるほど、そのソフトは解析されやすく、チートに関する情報やツールもいち早くネット上に出回ってしまいます。

最初に引用した記事を簡単にいうと、チートが流行る→チートした人が強くなる→真面目な課金ユーザーがやらなくなる→課金がへるという悪循環に陥る事を危惧しているわけです。
もちろん、メーカー側も黙って見逃しているわけではないので、明らかにチート行為が確認された場合は、アカウント停止となるわけです。

チート全てが否定されるわけではない

チートにも、悪いチートと、良いチートがあると個人的には考えています。
メーカー側が意図してチートをできるようにしたり、チートできる余地を残したりする場合があります。
最新の事例だと、たとえばこれ。

ファイナルファンタジーVII インターナショナル

こちらのページのゲームブースト機能は、言ってみればチートです。

【ゲームブースター機能】
冒険をさらに快適に進めるための4つの機能を追加!
※ゲームブースター機能はゲーム起動後【Menu】から設定できます。

■5倍速
全てのシーンが5倍速で進行します。
戦闘に入った際、「強化」が無効の場合、通常速度に戻ります。「強化」が有効の場合、5倍速を維持します。
<ご注意!>
強制的に動作を5倍速にしているため、ご利用環境によっては、ゲームの動作が不安定になる場合があります。
ゲームが停止するなどの現象が起こった場合は、ご面倒ですがゲームを再起動していただき、そのシーンでの5倍速機能のご利用をお控えください。

■エンカウントなし
フィールドやワールドマップで、敵が出現しなくなります。ただしイベントなどで固定されている敵は出現します。

この場合は、メーカーが公式にチート機能を最初から実装しています。
RPGゲームを忙しい大人がやる場合に、「レベル上げとかめんどくさいな、時間がないし・・」とか「さくさくストーリーだけ楽しみたいな」とかそういった楽しみ方ができるように、チート機能を用意しているという、大人向けの戦略の1つです。

公と私の使い分け

技術的に考えると、スマホやPCのゲームはチートしやすい(プログラムを改ざんすることが比較的容易)で、3DSやPSなどの専用機はチートしにくい。
そういった意味でも、上記で引用した「DIVE IN」のクラウドゲームというのは、非常に機能的だなぁ・・・とも思うわけですが、そこは蛇足なので置いておきます。

こうしたチート行為が最大に問題となるのは、ゲームを公の場で行う場合です。
例えば、ネットワーク通信対戦の際に、一人のユーザーがチートをすることで、全てのバランスが崩れてしまう。
対戦のみならず、ランキングを競うような場合も同じように、課金で売上がどうのとかは置いておいて、チートを行ったユーザーが存在することで不公平となる。
そういった「公」の場でチートを行うこと自体が問題なので、逆に「私」の場でいくらチートをしようと咎められる要素は少ないと思います。
この辺りは、チートに限らず、ネットワーク経由でゲームをした際に、「回線落ち」「捨てゲー」なども同様な問題ですね。

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従来は一人で遊ぶものだったゲームに対して、公私の場を考えて遊ぶという考え方を取り入れなければならなくなったとも言えます。
そして、ゲームを遊ぶ時の最も「公」の場がゲーセンと言っても過言ではないと言えます。
ゲーセンという場は、ゲームに対してある意味中立が担保されています。
仮に対戦するとすれば、ネットワークでもリアル対戦でも遊ぶ環境は同じ、チートはされていません。
また、回線落ちという荒っぽい事もできないし、捨てゲー等のマナーについても、同様に公衆の目があるので、ある程度監視されていると思います。
そういう意味で、ゲームセンター=「ゲームを行う公の場」という位置づけで、もっとお客さんの為に何かできないか?とも思うわけです。
家庭用ゲーム機の大会を開くとかもありかもね?(許諾の問題は別として・・・)