イオンにe-sports施設ができる日も近いと妄想してみた
物を消費する時代は終わり、コト消費だ!と言われる時代になりました。
確かに、昔は何かを所有する事が、憧れだった時代がありました。
古くはテレビとか、私の少し上の世代の方だと、「若い内にローン組んで、クルマを買ったんやで−」という話は何度かきいた事があります。
でも、今の10代の子たちって、免許すら持ってないって子実に多いですよね・・・
お金がないからー、という理由を語る子も多いですが、「必要がない」という子も多いです。
所有して、物を消費する事に重きを置かない、世代ってのが増えていると言うことなんでしょうかねぇ・・・
小売から「コト消費」の場へ
先日、こちらのニュースを見ました。
小売の王者といえる、イオンさんが、新たな業態の施設に取り組むようです。
個人的には、イオンさんに買い物に行くというのはあんまり多くなく、むしろ映画とか、同業の「イオンファンタジー」さんであったり、テナントで入っている、同業のゲームセンターを見に行くことのほうが多いです。
広すぎて買い物すると面倒という、クルマ生活の弊害がでています(笑)
イオンさんで思い出すのが、小売業自体は、赤字という事実です。
小売業は赤字だけど、金融と不動産で儲けるって・・・もはや何業かわからない・・・
ともあれ、イオンさん位の規模の企業でも
物を消費するビジネスは赤字で、コト消費ビジネスへ
という考えにシフトしているということは、「モノ消費からコト消費へ」というのは、単なるスローガンでもなんでもなく、世の中が事実そんな風になっていることでもあるのかな?
ゲームにおけるコト消費
ゲーム(ゲーセンに限らず)で考えてみると、ゲームという「商品」を、「プレイする】という事が、「モノ消費」にあたると考えられます。
どんなゲームでもそうですが、プレイしていれば飽きてくるし、次のゲームや他のゲームをプレイしたくなり、その内そのゲームを遊ばなくなる・・・これが従来通りの「ゲームのモノとしての消費」です。
では、ゲームにおける「コト消費」ってなんだろう?という話になります。
コレが実に難しい・・・
ゲームで体験できる事という意味で考えると、プレイすること自体が体験だったりします。
特に新しいゲームハードやデバイスだとコレに当たるかな・・・
最近のVRなんかは、コレに当たっていて、プレイする事自体が新たな体験です。
他にも、ゲームを通して行うコミュニケーションなんかも「コト消費」でしょうか・・・
ゲームを通じて仲良くなるとか、会話するようになる・・・もっと言えば付き合いだしたり、結婚したり・・・
そんな事もあるかもしれません。
こうした「コト消費」を促進するための、手法の一つが「大会」です。
最近だと、ゲーム大会を「e-sports」と呼んだりもしています。
大会というのは、ゲームの「コト消費」にはピッタリです。
大まかに、主催者、プレイヤー、観客の3つの主体がいますが、それぞれがゲームをプレイすることでなく、
・主催してイベントがうまくいく喜び
・勝負への勝ち負けでの喜び
・良いプレイの起きる瞬間を見て楽しむ
という、三者三葉の楽しみ方があり、それぞれが「コト消費」できるのではないか?と考えています。
イオンで「e-sports」の大会を?
ゲーセンタイトルの大会でも同じですが、こうしたe-sportsの大会というのは、
開催場所が少ない
というのが、割と大きな課題です。
会場が広ければどこでもええやん!と考えるかもしれませんが、地方だとなかなかそうは行かない事情の一つに、
交通アクセスの問題
があります。
AOUの開催している「天下一音ゲ祭」でも同じくですが、ある程度広い範囲のお客さんを集めたいという際に、交通アクセスの利便性はかなり大きな障害になります。
ユーザーのほとんどが、20代〜30代で移動が容易い世代ならあまり問題になりませんが、ゲームユーザーの場合は、
10代の若年層の参加者も多く、公共交通機関しか利用できない
ケースも多々あります。
こうしたケースを考えると、イオンさんの施設内に、「e−sports専用コーナー」があると、利便性も高くて、タイトルによっては海外からの来客もありえるし、非常に便利だなーと思ったりします。
そう考えると、イオン内で「e-sportsテナント」ができたりしないかなー、と妄想しております。
ただとは言わないけど、空きスペースで良いから借りたい・・・(格安でw)
でも、そう考えると、イオン自体がゲーセンの競合になるから、うーん・・・