キッズカードゲームがソシャゲ化というのは乱暴な話だと思う
GWも完全終了し、艦これアーケードフィーバーも一息つき、ゲーセンはこれから閑散期に入っていきます。
サービス業なんで、特に6月とかは、梅雨と祝日が少ない事もあり、とくにガランとします。
そういえば、今年から、「山の日」って祝日が8月に出来たのをご存知ですか?
「次は、お盆休みが繁忙期だなー」などと考えてカレンダーをみていたら、「山の日」なんてのがあるじゃありませんか!
【山の日】が国民の祝日に!いつからなの? | アップトレンドニュース速報!!
シンプルにお盆休みがの1日長くなるって印象です。
マジで、知らなかった・・・
今年の夏は、キッズカードゲームの夏
そんなわけで、早くも今年の夏に向けて色々と考えているわけですが、今年の夏は、
キッズカードゲームの夏
となりそうです。
既存タイトルのバージョンアップもありますが、新規タイトルとして、
ポケモン ガオーレ
タカラトミーアーツが夏季商談会で「ポケモン ガオーレ」を発表。ディスク排出型の新型キッズ向けアーケードゲーム – 4Gamer.net
ドラゴンクエスト バトルスキャナー
「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」のロケテスト版をプレイ。「ドラゴンスキャナー」でカードをスキャンする操作が新鮮だ – 4Gamer.net
アイカツ!スターズ
ゲーム機が一新するタイトルが目白押しです。
まさに、「キッズカードの夏」って感じですね。
キッズカードはソシャゲではない
そんなキッズカードゲームですが、こんな記事を発見。
もうやめて母のサイフはゼロよ:ソシャゲ化するキッズゲームと“課金予備軍”の子供たち – ITmedia LifeStyle
うーん、現状のキッズカードゲームをみて、そんな風に全く思わないんですが、一般の方から見るとこんな風に見えますか?
ゲームの事を知らない人が、「600円なんて高い!」とか言ってるだけな気がしますけどね・・・
そもそもソシャゲとアーケードの異なる部分が色々あるわけで、そこを理解して記事を書いているかどうかは微妙でしょう。
アーケードとソシャゲの大きな違い
アーケードというと、様々なゲーム機があるので、今回は「キッズカード」を前提に考えてみましょう。
そんなキッズカードゲームですが、ソーシャルゲームと大きく異る点が幾つかありますので、考えてみます。
資産が現物として残るコレクション性
キッズカードゲームと、ソーシャルの大きな違いは、まず
現実に資産が残るかかどうか?
です。
いうまでもなく、ソーシャルゲームは、現物資産は全く残りませんが、キッズカードゲームは、基本的にカード払いだしがありますので、カードなりパックなりが必ず手元に残ります。
こうした面で考えると、キッズカードゲームというのは、
ゲームがオマケに付いたガチャガチャ
であるとも考えられます。
こうした「現物が手元に残るガチャガチャ」が、今般になってなぜ問題なのか?というと、別にそんな事はなくですし、高額化といっても、200円ガチャとか500円若しくは1000円ガチャや場合によっては、3,000円ガチャもあるので、これ自体を今更問題とする事は無いと思います。
ハマってしまえば、コンプしたくなるのは当然だし、AとBの組み合わせが強いとなれば、揃えたくなるのも当然なので、改めて問題となる部分が出てくる事は少ないです。
決済手段とクレジット
もう一つのアーケードとソシャゲの大きな違いは、決済方法です。
当然、アーケードは、現金がなければ何人もプレイできない「現金方式」です。
それに対して、ソシャゲは、様々な通信費と一緒になって請求される「クレジット(後払い)方式」です。
大半の人が、携帯代をクレジット若しくは後払いにしていると思いますので、ゲーム代も後払いになるわけです。
この時点でわかると思いますが、キッズカードゲームは、
支払能力までしか遊ぶことができない
ので、ソシャゲと大きく異なり、多額の課金問題が発生する可能性は全くありません。
平たくいえば、「お金(現金)が無きゃ遊べない」ということが、過度なプレイを抑止しているともいえます。
こうした点を知ってか知らずかしりませんが、引用した記事のタイトルはちょっと行き過ぎだと思います。
最近の子供向けアーケードゲームの仕組みは、「基本プレイ無料」をうたいながらも追加課金で収益を上げるスマホ向けソーシャルゲームに似てきている。
この辺りとかも、「どこが?」って感じなんですけどね・・・