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2015.02.16

JAEPO2015を振り返るシリーズ第2弾「艦これアーケード」について考える

こんにちは。

いきなり第2弾として書き始めましたので、なんのことかわからないかもしれませんが、一応第1弾はこちらのエントリーです。

FINAL FANTASYがゲーセンに登場!「DISSIDIA FINAL FANTASY」を予想する

今回のJAEPOショーで、発表されたメインタイトルの報告の第1弾が上記のエントリーです。
そして、次はやっぱり「艦これアーケード」!
この2作品の発表及び、前年の天候(前年は大雪が降って散々だった)のも相まって、今年はショーの入場者数が激増しました。
これなら、ショー自体の収支も改善したんじゃないかな?

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前回は、FFについて考えたので今回は「艦これ」について考えます。

とりあえず資料をご覧ください

パンフレット

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カード

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このカードはかなり品質が高いと思います。
印刷タイプという事で、ペラペラしたフィルムや紙を予想していましたが、プラスチック(?)のようなシッカリした素材です。
これならコレクション性も高いのでは?
また、ネットでみた印刷時のインクの飛び散りなどは、周りの同業者のカードなども見せてもらいましたが、見られませんでした。
ごくまれに発生するプリンタ側の異常かも?

カードを実際に見て触れてみたい方は、スタッフまでお問い合わせ下さい。

おまけのAIMEカード

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ゲームシステムや、詳しい内容は、いろんなゲームサイトにさんざん出ているので、いくつかご紹介。

[JAEPO2015]ゲーム性とグラフィックスの両面が大幅進化。すべての人を提督にしてしまう「艦これ アーケード」のプレイレポートを掲載

コレが『艦これアーケード』だ!筺体&ゲーム画面、システムをお届け

上記の2本の記事を読んでもらえれば、どんなゲームなのかは大まかに理解できると思います。
普段ゲームをやる人にとっては、ゲーム内容は簡単すぎて、のんびり遊ぶ事になると思います。
秋葉原で行ったロケテストの際は「AIMEをかざしてください」という動作をやったことが無い人が半分くらい居たそうなので、普段ゲーセンに来ないユーザーにとっては丁度よいのかもしれませんね。

既存有名タイトルのアーケード化の例

この艦これのように、既存の有名タイトルのアーケード化については、成功した事例と、失敗した事例があるので、それも紹介しましょう。
ターゲットとするユーザーも似ているので、丁度いいと思います。

初音ミク Project DIVA Arcade

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まずは成功した事例として、「初音ミク Project DIVA Arcade」(以下PDA)です。
PDAが発表になった時は、それはもう賛否両論でした。
「これで新規のお客さんがくる!」と好意的にとらえた人もいましたが、「家でできるゲームをわざわざゲーセンでやるかな?」「今更、初音ミクを出してもな・・・」などと、批判的な人も居ました。
今回の艦これを見て、この感覚を思い出しました。
発表したのがセガということもありますが、PDAを発表した時の感覚にスゴく似ているな・・・という個人的な感想です。
結果的には、約5年経た今でもゲーセンでは現役で稼働しているし、中古価格が当時の販売価格を下回ることがないので、成功しているといえるでしょう。

ラブプラスアーケード カラフルClip

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逆に今度は、残念な結果に終わった事例「ラブプラスアーケード カラフルClip」です。
発表された時のゲーセンの反応は、上記と同じようなものです。
今回の「艦これ」のように、カードではないですが、写真みたいなしおりサイズのプリントを排出する事ができ、コレクションできるという、コレクション性もあるゲームでした。
あとは、PDAは遊んでいるところを見られることに抵抗がないけれど、ラブプラスはゲーセンで遊んでいるところを見られたくないゲームという違いがある。
そんなことは、ゲーセンはみな考えることなので、個別に間仕切りを設置して1人で没入できる空間を作ったり、他人から見られないところにヒッソリと設置したりしたのですが、それでも発売から数ヶ月でだれもやらなくなってしまうという悲しい状況でした。
今は、中古で探すほうが難しいし、値段つくのかな?という状況です。

艦これアーケードについてゲーセンが考えること

艦これアーケードは、どちらの要素も持っているので、どうなるか難しいですね。
ただ、4席以上の設置が基本と言う事で、1席998,000円なので、4席(=1セット)設置で軽く4百万を超える・・・
この値段と席数の設定が微妙な部分なんですよ、お店によっては2席で良いのに!とか1席でいいのに!というお店もあるはずなので、そういう場合にどうするか判断が分かれます。

あとは、純粋に売上の予測ができない。
特に今回の「艦これ」の場合は、事前抽選でのロケテだったので、「売上〇〇円」と言われても、参考にならないし、カード排出の有無で売上が大きく増減するので、読みづらい・・・
ということで、400万円が高いのか安いのかが、判断に迷う所です。
印刷タイプのカードということは、COJの様に、データ配信→新カード追加が簡単だし、クリスマスコスチュームとかバレンタインコスチュームとか色々施策をしてくるので、余計読みづらいんですよね。

でも売上は別としても、「とりあえず一回はやってみよう!」というユーザーが多そうなので、また迷う所です。
悩ましい期間が、3月6日の注文〆日まで続きそうです・・・