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2014.09.26

AKBのセーラーゾンビが今更話題に?ガンゲームの規制と中古のお話

こんにちは。

本日は、こちらの記事を発見したので、こちらから。

ゾンビ化したAKB48メンバーを撃つゲームに米国記者「抵抗を感じずにはいられない」

改めてゲームを紹介

セーラーゾンビ〜AKB48 アーケード・エディション〜

こちらのゲーム機ですね。
発売は、2014年4月ということで、半年前になります。
AKB48がガンシューティングゲームになった!ということで、話題になりました。

紹介した記事にもありますが、ガンシューティングのみならず、音ゲーの要素も組み込んで、幅広いユーザーが楽しめる作品となっております。

こちらの、セーラーゾンビの番組に合わせて展開するということで、ある意味メディアミックス展開となったゲーム機です。

リアルなゾンビなのが問題になる?

ゾンビ化した彼女はわたしに、彼女自身を撃つよう懇願した。わたしが感染しないようにするためだ。だが、これは、安楽死ではなかった。わたしの銃には、彼女の症状を一時的に回復させる「愛のワクチン弾」が装填されていたらしい。

ただ、ゲームプレイがもっと洗練されていたとしても、わたしはもう一度このゲームをプレイするのは避けるだろう。なぜかというと、女性の顔を撃つゲームだからだ。ヴァーチャル画像が本人と似ていて不気味なほどリアルで、あまりゾンビらしく見えない。体の肉は腐っていないし、出血や傷もない。茶色がかった黄緑色のメイクをした普通の人間のように見える。

とこちらの記事を書いた方の引用です。

言いたいことはわかりますが、現在のゲームセンターのガンシューティングで、「人間を銃で撃ち倒す」と言うのは、表現自体が避けられています。

家庭用ゲーム機には「CERO」があり、年齢別のレーティングがしっかり定められておりますが、ゲームセンターは基本不特定多数のお客様で、年齢もバラバラ。
したがって、各メーカーさんが各自で表現等に問題がないかチェックして、作品を世に送り出していますので、自主規制です。

青少年の教育上の良くない影響をあたえる可能性があるということで、ほぼ全てのメーカーさんが大まかにこんな表現をしない事になっています。

・人間を撃たない(ゾンビはOK、テロリスト等の犯罪者扱いの標的もOK)
・ゾンビでもテロリストでも、流血として赤い血が流れる表現を避ける

家庭用のゲーム機等とは違って、実際に銃を持って引き金を引くというアクションをしながら遊べるのがゲームセンターのいいところなんですが、その分リアル過ぎない表現に、メーカーさんはかなり気を遣っています。
そのため、最近のガンゲームは、撃つ標的は人間をモチーフにしないものばかりです。
例えば、今年発売された作品2タイトルを見ても、

・セガ「トランスフォーマー HUMAN ALLIANNCE

・バンダイナムコゲームス「ロストランドアドベンチャー

と、両タイトル共に人を相手に銃を撃つガンゲームではありません。
なかなか人間を撃つというゲーム機は作りにくいなかで、愛のワクチンを注入して「撃つ事で相手を救う」という設定になっています。
それが、逆に海外の方向けには受けなかったということですね。

海外で受けの悪いガンゲームはツライ・・・

ここからは、お店側の視点となりますが、こういったガンゲームやドライブゲームと言うのは、ある程度の償却が完了したら、海外に向けて輸出する商品として、中古で売却するという流れがあります。
上記の2機種などはよく分かるのですが、明らかに外国でも受けそうなタイトルです(笑)
逆にセーラーゾンビは、最初に紹介したように海外の方に受けが良くないとなると、中古での売買は、より厳しくなると予想されます。
元々、AKBという商標を使用しているので、輸出に規制があるというのもありますが、より中古での価格がつきにくい商品となると思われます。
その辺りの事を考えて、導入に踏み切らなかったゲーセンも数多くあると思います。

したがって、「ゲーセンよく行くけど見たこと無いぞ」という方も割りと多いのではないかと思いますが、お近くのゲーセンで見かけた時は、試しにプレイしてみてください!